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【ボーボボガチ勢】ビュティ死亡…?ふわり(ほんのり)!どんぱっちの最終回を考察する。

 

 

 

 


ふわり!どんぱっち 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

皆様は『ふわり!どんぱっち』という漫画を読んだことがありますか?

作者は『ボボボーボ・ボーボボ』で有名な澤井啓夫先生です。

関連記事⇒(【ネタバレ】ボボボーボ・ボーボボのストーリーを最終回までしっかり解説する唯一の記事はこちらです

 

別の作者さんが書いたスピンオフではないです(笑)

実は澤井先生はこのボーボボのあとに、同じくジャンプで『真説・ボボボーボ・ボーボボ』を連載しました。

関連記事⇒(【ネタバレ】真説ボボボーボ・ボーボボのストーリーを最終話まで解説する唯一の記事。

 

そのすぐ一年後に『チャゲチャ』を連載し、わずか8週で終了しています。

関連記事⇒(【全ネタバレ有】澤井啓夫『チャゲチャ』はどんな漫画?|なぜ8週で打ち切りになったのか考察する 

 

そしてその4年後にこの『ふわり!どんぱっち』が連載されました。

当時はあまりの作風の変貌に「ボーボボのノリはどこに行ったの?」「チャゲチャで精神がやられた」「本当に同じ作者?」「逆に精神が正常になった」などとファンがざわつきにざわつきました。読み味が完全に『よつばと!』です。

 

このように色々な意味で話題になったボーボボの日常漫画こと『ふわり!どんぱっち』ですが、その衝撃的なラストから様々な憶測を呼んでいます。

 

本記事では、『ふわり!どんぱっち』の最終回について考察していきたいと思います。

 

『ふわり!どんぱっち』?『ほんのり!どんぱっち』?

みなさん、『ふわり!どんぱっち』と『ほんのり!どんぱっち』の二種類あるのをご存じですか?

 

元々は最強ジャンプにて『ふわり!どんぱっち』というタイトルで創刊号から連載されていたが、最強ジャンプの隔月化にともないWeb媒体へ移行し、タイトルが『ふわり!どんぱっち』から『ほんのり!どんぱっち』に変更された。そのため話数もリセットされた・・・というかほんのりはふわりの続編であり若干パラレルワールドという込み入った位置づけである。

ほんのり!どんぱっちとは (ホンノリドンパッチとは) [単語記事] - ニコニコ大百科より

 

WEB版に移行した際に、漫画のタイトルが『ふわり!どんぱっち』から『ほんのり!どんぱっち』に変わったんですね。

つまり、『ふわり!どんぱっち』の最終話は『ほんのり!どんぱっち』の最終話ということになります。

込み入ってますね(笑)

 

実は『ほんのり!どんぱっち』の最終話を読んだ読者からとある説が囁かれています。

それは、、、

ビュティは死んだのでは?

という何とも悲しい説です。

というのも、実は『ほんのり!どんぱっち』の最終回でこんな展開があったのです。

 

ざっくり『ほんのり!どんぱっち』の最終回

※前提ですが、『ほんのり!どんぱっち』の世界は、『ボボボーボ・ボーボボ』の過去の世界という設定です。

 

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懐かしい、この男ボーボボ

なんとボーボボが出てきます!

ヘッポコ丸や破天荒はふわり・ほんのりワールドに出てきていましたし、ところ天の助も破天荒の回想で出てきていました。

しかし、ボーボボが出てきたのは最終回のみです。

ボーボボは首領パッチとは違い、『ボボボーボ・ボーボボ』の世界で今も毛刈り隊と闘っているようです。

河川敷でゆったり過ごしている首領パッチの下に現れたボーボボは首領パッチに尋ねます。

 

ボーボボ「もう答えは出たのか?バカなりに悩んでハジけきれなくなってたんだろ。こっちの世界に居場所なり新たな可能性なり発見できたのかよ」

 

首領パッチ「いやいやそーゆーのはよぉ とっくに解決してんのよ オレの中でも。そこじゃねぇのよ 今オレが思うところは。」

 

首領パッチ「…こっちビュティいんだよ。」

 

ボーボボ「…そうか」

 

首領パッチ「ヘッポコ丸のヤツも…」

 

ボーボボは「楽しいならよかったじゃねえか ここがお前の第二の故郷になったってことだろ」と首領パッチに言い、首領パッチも満足そうな表情を浮かべながら「そうだな」と答えて、『ほんのり!どんぱっち』は終わります。

 

 

考察

この最終回に様々な憶測が立っています。

 

〇ビュティとヘッポコ丸は死んでしまったのか

〇ふわり町はあの世なのか

〇よく分からんけどただのノリじゃね?

〇ビュティとヘッポコ丸は死んでいない。記憶を失ってふわり町に移動しただけだ

 

作者の澤井啓夫さんがアンサーを出していない以上、本当の答えは全く分かりませんが、今ある情報を整理して少し考えるくらいのことはしようかなと思います。

まず、情報を整理したいと思います。

 

 

事実の洗い出し

※以下で用いる「ボーボボワールド」という単語は、鼻毛真拳マル秘奥義「聖鼻毛領域(ボーボボ・ワールド)」の事ではありません。『ボボボーボ・ボーボボ』の世界ということです。

 

 

〇首領パッチはパラレルワールドから来た

⇒本人の発言「別の世界線からこのふわり町にやってきた」から。

 

〇ビュティとヘッポコ丸はボーボボワールドにはもういない

⇒首領パッチとボーボボの発言から。上記参照。

 

〇ヘッポコ丸は、首領パッチに始めて会った気がしていない

⇒ヘッポコ丸の「俺があの日ビュティさんと始めて会った日 お前は当たり前のように横にいて その一体感は驚くほどしっくり来ていて~」という発言より

 

〇破天荒や黄河文明はビュティとヘッポコ丸の記憶がない(逆もしかり)

⇒本編の破天荒や黄河文明たちの様子から

 

〇ボーボボと首領パッチはビュティとヘッポコ丸の記憶がある

⇒最終回より

 

〇ふわり町のビュティには、ちゃんとふわり町での過去がある

⇒過去に兄と住んでいたこと、しばらく経って今は月一くらいの頻度で会っているということが本編で語られている。

 

〇ビュティは首領パッチ→ヘッポコ丸の順番で出会ってる

⇒ヘッポコ丸の発言から。ヘッポコ丸がビュティと出会った時、横にはすでに首領パッチがいた。

 

 

疑問出し

〇なぜ破天荒や黄河文明はビュティとヘッポコ丸を知らないのか

〇ビュティとヘッポコ丸は同一人物なのか

 

この二つの疑問を解決することが、考察のカギになりそうです。

 

考察の前に、明確に二つの説を否定したいと思います。

一つ目は、ふわり町が死後の世界であるという説です。首領パッチが「パラレルワールドの300X年の未来から来た」と発言しているので、過去の世界であるふわり町は死後の世界ではありません。

二つ目は、特にストーリーなく適当な設定という説です。

首領パッチは、自身が未来の世界からやってきたことを知ったヘッポコ丸にこのようなことを言います。

「俺がこのふわり町に来た理由…とかが知りたいんだろ? 言ってみろよ お前が思い描くストーリーを俺も別に隠す必要はないんだ お前の話がそれなりならそこから話をひろげてやるぜ」

どうやらしっかりとストーリーがあるようですね。

では考察に行きます。

 

考察の結論

結論から先に言いますと、ビュティとヘッポコ丸はボーボボワールドからパッと消えたと考えています。存在丸ごと消えました。ボーボボと首領パッチだけ、ビュティたちのことを覚えています。なので、破天荒たちはビュティたちのことを知りません。

 

どうですか、この絶妙に煮え切らない答え。しかし、これ以外考えようがありません。

 

まず、ボーボボワールドで、ボーボボ達にとってネガティブなことが起きたのは否定しようがありません。でなければ首領パッチが「ハジけることができなくなった」ということがあり得ませんから。

そして、ビュティとヘッポコ丸が、ボーボボワールドにいたビュティとヘッポコ丸と同一人物だという可能性は限りなく低いです。

なぜなら、ビュティにはふわり町での過去があるからです。ふわり町のビュティは14歳で、原作も14歳です。しかし、『ほんのり!どんぱっち』ではふわり町のビュティの過去の話がちらりと出てきているのです。それは、兄が大学進学で遠く離れることになり大泣きしてしまったというエピソードです。兄というのはソフトンの事ですね。

 

ビュティとヘッポコ丸は記憶を消された(書き換えられた)みたいな、ああ言えばこう言う的なこじつけも可能です。

それも一つの説としてアリですが、その場合、破天荒がビュティたちのことを知らないのがおかしいですね。

 

ボーボボワールドでビュティたちがいなくなったことが悲しすぎて、ボーボボと首領パッチ以外、カギ真拳で記憶封じたとか、さらにこじつけを足してもいいですが、そうすると死亡説が濃厚になってしまいます。

破天荒が悲しくて自分の記憶を封じるタマか?とも思ってしまいます。

 

理由①

なぜこの結論に至ったのかというと、単純に事実と説を照らし合わせたらこれが残りました。

 

〇死亡説⇒破天荒たちがビュティのことを覚えていないのが不自然

〇パラレルに移動した説⇒ビュティに「過去、兄と暮らしていた」という記憶があるのが不自然

 

じゃあもう消えた意外に説明ないじゃないですか。

 

理由②

あともう一つ理由があります。それは、澤井先生の心境とのリンクです。

ふわり・ほんのりの首領パッチは、澤井先生自身の心境とリンクしている部分があるというのはよく指摘されていることです。

 

例えば…

〇悩んではじけきれなくなった

〇首領パッチの「こっち来てずいぶん休んだことだし気分的にもそろそろ戻ってもいいんだが」という発言

 

だから何だって感じですね。ふっふっふ。まあ聞いて下さい。

 

僕はこちらの『チャゲチャ』の記事で、『チャゲチャ』にはツッコミがいないという指摘をしました。 アメリカのコメディってツッコミいないじゃないですか。そんな感じで。

www.kakidashitaratomaranai.info

 

はい、『ボボボーボ・ボーボボ』 『真説・ボボボーボ・ボーボボ』の次作である『チャゲチャ』では、ビュティやヘッポコ丸のようなツッコミ役が不在だったのです。

澤井先生がツッコミ役を排除したことと、ボーボボの世界からツッコミ役であるビュティとヘッポコ丸がいなくなっちゃったことが関係しているんじゃないかなあと思っていたりいなかったり。

 

 

ツッコミの喪失=ビュティ・ヘッポコ丸の喪失ということです。

ハジケにハジケた末、悩み苦しみハジケきれなくなり、新しい世界で新たな可能性を探していたのは他でもない澤井先生自身だと思います。

 

 一度は消してしまったツッコミという存在(ビュティ)でもう一度新しい世界を作ってみたいという澤井先生の志なのではないかなあと、(これこそこじつけですが)僕は考えています。

 

 結局これはスピンオフ

 

 皆さん、頭冷やしてください。

 

この漫画、ボーボボですから。

 

なにを一体真面目に考察してるんですか僕は。

 

ていうかあなたもなんで真面目に読んでるんですか。

 

 

というか、そもそもスピンオフって完全に世界が同じわけじゃないですよね。

例えば、ワンピースとかスピンオフ死ぬほどありますけど、あのルフィって、ルフィでありルフィではないじゃないですか。顔も性格も同じだし、紛れもなく本物ですけど、過去とか登場人物の関係性は違いますよね。

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多分ふわりどんぱっちのビュティとヘッポコ丸もそんな感じな気がします。

ふわりどんぱっちの場合、作者が本物でなおかつ本物の世界のキャラクターが登場しちゃってるもんだから、そこの線引きが曖昧になってるんですよ。

なので読者全員混乱してるんですよね。本物だけど本物じゃない、の逆で、本物じゃないけど本物、みたいな。

僕も自分で何言ってるか分からなくなってきました。

 

 

最後に

 

先ほど少し、首領パッチと澤井先生がリンクしていると書きましたが、それについてもう少し書きたいと思います。

僕には、首領パッチが元の世界に戻らずふわりワールドに居続けることを選択したことと、澤井先生の心境が少し重なっているように見えました。

ボーボボの頃にやっていたようなスタイルに戻ることもできるかもしれないけれど自分は今の新しいスタイル(=居場所)を見つけたから、あの時とは違う道を頑張ってみるよという澤井先生のメッセージがこめられているのだと思います。

 ただ、誤解されがちのなのは、首領パッチが見つけた新しい居場所というのはふわりワールドではなく「ビュティの隣」ということです。そういった意味で、首領パッチの気持ちと作者である澤井先生の気持ちが完全に重なっているのかと言われれば、決してそうではないと僕は思っています。難しいですね。

 

「ボーボボやヘッポコ丸はビュティを守るべき存在だと思っている。首領パッチだけビュティを対等に見ている。」というのをどっかで読みました。

なんかめちゃくちゃいいですね。