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『隣のクーデレラを甘やかしたら、ウチの合鍵を渡すことになった』感想

どうも、トフィーです。


今回は雪仁先生のライトノベル『隣のクーデレラを甘やかしたら、ウチの合鍵を渡すことになった』 を紹介させていただこうかと思います。

 


隣のクーデレラを甘やかしたら、ウチの合鍵を渡すことになった (電撃文庫)

 

 

 

1.あらすじ

「こちらのお弁当は、どうして半額なのかと思いまして」
 一人暮らし二年目の高校生、片桐夏臣の隣室に黒髪碧眼の美少女が引っ越してきた。その少女、ユイは本物の貴族令嬢らしく、学校でのそっけない反応から付いたあだ名は「クーデレラ」。他人を頼ろうとしないユイだが、実はかなり世間知らずなところがあるのを知った夏臣は、彼女を手助けしていくことを決意する。
「今日の晩御飯は……鶏のからあげ?」
「鶏肉が安かったからな」
「ん、夏臣のからあげ大好きだからすっごく楽しみ」
 お隣同士の立場から、甘々でじれったくなるような関係への日々が始まる――

引用:隣のクーデレラを甘やかしたら、ウチの合鍵を渡すことになった (電撃文庫)

 

 

2.『隣のクーデレラを甘やかしたら、ウチの合鍵を渡すことになった』感想・レビュー(ネタバレ少なめ)

a.評価と情報

個人的評価:★★★☆☆
電撃文庫
2020年12月刊行

 

今回は簡潔にいきます。

 

作者は、雪仁(ゆきひと)先生。
雪仁先生は、ゲームライターをされており、今回が初のライトノベルとなります。

 

イラストは、かがちさく先生。
白黒になると印象が変わるイラストも少なくありませんが、今作に関してはカラーイラストと比べても本当にズレがありません。

 

b.作品内容・キャラクター

まずは簡単に、ストーリーを紹介していきます。

 

物語は、隣の部屋に引っ越してきた美少女がベランダで歌っている様を目にしたところから動き出します。
彼女の名前は、ユイ・エリヤ・ヴィリアーズ
彼女ははイギリス人とのハーフで、主人公のクラスへの転入生だったのです。

 

彼女は誰に対してもクールに壁を作り、距離をとろうとしていました。
主人公はそんな彼女と、偶然にも学内の教会で一緒にバイトをすることになります。


そうしてユイと接しているうちに、彼女は単身で渡ってきたこと、世間に疎く放っておけない危うさがあることが判明します。
世話焼きな主人公は、彼女をフォローするようになり、少しずつ仲良くなっていきます。
クールだったユイの態度はしだいに軟化していき、無二の友だちの関係となり、そしてーー。

 

と、こういった感じのストーリーです。

 
「みんなが知らない彼女の一面を自分だけが知っている」、みたいな特別感を押し出したタイプの物語で、それを演出するために定番のイベントが盛り込まれています。


たとえばお隣さんの関係から半同棲状態になったり、ヒロインの食生活を気にして2人で一緒に料理をして夕飯を食べるようになったり、看病シチュがあったり。
そういった王道的な要素をこれでもかと詰め込んだ物語で、この系譜を探している方にはオススメできます。

 

読みながら「なろう発のラブコメ作品なのかな?」と思いましたが、調べてみるとどうやら違うみたいです。
あまりいい例え方ではないかもしれませんが、『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』『氷の令嬢の溶かし方』を足して2で割ったような作品といえば、ラブコメ好きの方にはわかりやすいでしょうか?

 

楽しく読み進めることのできた本作ですが、ネガティブな面について語るのであれば、文章が少々気になりました。


人称が混在している箇所があったところと、誤字がとにかく多かった印象です。
自分は気にせず受け流す方ではありますが、今回は気が散って没入感を損なってしまうほどで……。
おそらく校正さんがついていなかったのかなと予想しますが、2版以降で直っていることを祈りましょう。

 

ただ、物語そのものに関しては十分に面白かったです。
個人的には、カラーイラストにもなっている猫と戯れるシーンと、同じく一緒に寝落ちしてしまうシーンが印象に残っています。
基本クールなユイが、表紙のような笑顔を見せてくれるようになるまでの過程が甘々で魅力的でした。

上でも触れましたが、『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』や『氷の令嬢の溶かし方』のような、1人のヒロインと関係を深めていきつつ、日常を過ごしていくようなラブコメが好きな方にはオススメですので、気になった方はチェックしてみてくださいね。

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