書き出したら止まらない

3人で運営するサブカル系雑記ブログです。お気に入りの本や漫画をここで見つけてみてください。

【涙の連載終了】鳩胸つるん『ミタマセキュ霊ティ』を愛し続けろ。

ミタマセキュ霊ティ』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

2020年8月11日発売の週刊少年ジャンプで突然『ミタマセキュ霊ティ』が終わってしまった。

毎週アンケートでミタマを一位にいれていたし、電子版ジャンプをダウンロードしていの一番に『ミタマセキュ霊ティ』を読んでいたので、突然の連載終了に血の涙が出た。

 

 

www.kakidashitaratomaranai.info

 

ミタマセキュ霊ティ(みたませきゅれてぃ)とは、2019年9月2日発売の週刊少年ジャンプ40号から連載していた、除霊アクションギャグ漫画だ。(全5巻)

ジャンプの表紙に除霊アクションギャグってあおりがあったが、なんだ除霊アクション漫画て。

 

いま改めて考えると、除霊もそんなにしないし、アクションもそんなになかった。 

幽霊わいわいギャグ漫画が正しいかもしれない。

 

 

そんな『ミタマセキュ霊ティ』を後世に伝えるために、ネタバレありで感想を書いていきたい。

ネタバレもクソもないけどな、この漫画。

 

 

 

あらすじ

 

100の霊を背後霊に持つほどの霊媒体質の持ち主である女子高生・羽瀬玲奈(ハゼレナ)は、幼少の頃から慣れてしまったがゆえ、それほど幽霊に困ることなく暮らしていた。
そんなある日、「セキュ霊(レ)ティ」を名乗る謎の青年・御霊浄(ミタマ)と出会う。

「セキュ霊ティ」とは、霊専門のボディーガードのようなものだとミタマは言う。

しかし、ミタマは幽霊が大の苦手であった。幽霊に苦戦しながらも、霊媒体質のハゼレナを守ろうと奮起するミタマであった。

 1話丸ごと試し読み↓

 

 

この漫画の魅力はよく分からん

総評をすると、この漫画の魅力はよく分からん。

ただそこには、毎週のアンケートで投票し続け、毎週ジャンプの中で一番にこの漫画を読み続けたという私の愛があるだけだ。

あ、すまん、一番じゃない。ワンピースの次だ。二番だ。

いやそれでもすごいことだ。

頑張ってこの漫画の良さを言語化するなら、除霊アクション漫画がいつの間にか日常漫画になっていたという点だ。

主人公でセキュ霊ティ(除霊師みたいなもん)のミタマは背後霊が100体いるハゼレナの下にやってくる。

しかし、問題点が一つあった。

それは、別にハゼレナが困っていないということだ。

背後霊たちは悪さをするわけでもなく、ただハゼレナの背後に行列を作り並んでいるだけだ。なんか並んでるから俺も並んでみよという霊すらいる。

むしろ、ハゼレナは話を重ねるごとに霊たちと家族のような関係になっていく。

そして、除霊師でありながら霊が苦手という最大の特徴を持つミタマも、10話しないうちに普通に霊に慣れてくる。

それもそのはず、あまりにもハゼレナが霊と普通に暮らしているからだ。

この時点で「ミタマが霊を嫌がりつつも除霊をする」という第一話で見せた構図がぶっ壊れる。

そこからの話の展開は、ハゼレナの背後霊を狙う悪党orほかのセキュ霊ティの除霊師がやってきたり、霊の一人がミタマに恋をしたりと霊がらみのものもあるが、

ミタマVSハゼレナ母の母親力対決や、バイトの面接の練習や、ポップコーンの味論争など完全に霊関係ない日常漫画だ。いや、霊も日常回に自然に溶け込んでいるのだ。

ハゼレナの背後霊を狙う刺客に関しても、大抵ゾビロというクソつよ背後霊が蹴散らす。「ゾ…ビロ……」とか言って敵を張り倒す。

 

運動した後にスポーツドリンクを飲むかのように、ハラハラした漫画を読んだ後はミタマセキュ霊ティを読むというレベルで安定感のある漫画だった。

 

(面白さの安定感というわけではなく、世界観が安定しているという意味である。むしろ面白さはバチバチに不安定だった。)

 

ただこの漫画の難しいところは、ハゼレナは高校生であり、ミタマは社会人であるため、日常を描くには難しすぎるということだ。

ミタマは毎回ハゼレナを学校に送りに行っては先生に不審者として捕まる。(トーク力を駆使して通報だけはされないようにしているらしい)

少し恋愛に発展しそうになるも、最後までは描かれない。

社会人と高校生という組み合わせなだけにネタが切れないか心配になったのは事実だ。

 

 

 

ハゼレナ可愛い

羽瀬 玲奈(はぜ れな)
折互高校に通う女子高生で現在一年生。ミタマや背後霊からは「ハゼレナ」と呼ばれている。生まれつき霊を引き寄せる体質であり、常に自分を先頭とし背後霊が100体弱行列を作っている。霊に対して恐怖心を抱いておらず、霊とも信頼関係を築き家族のようになっている。母との二人暮らしではあるが母は朝早くから夜遅くまで働くため基本一人でいることが多い。
料理は得意ではなく、作ったお粥は奏也にゲロと間違えられるほどである。

また勉学も得意としておらず、部活していないが、喫茶店でのバイトを始める。 Wikipediaより

この漫画、ヒロインのハゼレナがとにかくかわいい。

ギャグ漫画のヒロインはどうあるべきなのだろうか。よくわからん。

ボーボボのビュティやいぬまるだしっのたまこ先生ようにコマの右下からバチバチにツッコミをいれるか、銀魂の神楽のように一緒にボケ倒すのか、はたまた男のノリについていけずにかやの外なのか…。

 

ちなみにハゼレナはビュティの位置で心の声を漏らすだけだ。

 

f:id:kaigokanofnobita:20200819032909j:image

めちゃくちゃ低血圧。どんなに意味不明なことが起きても絶対に声を張り上げないタイプ。

 

 

そんなハゼレナだが、ごくごくまれにぶっ壊れるときがある。

そしてそれこそがハゼレナの魅力だ。かわいい。

これは、笑顔で写真を撮る練習をしていたら、いつのまにかのせられてYouTuberをやらされていたハゼレナだ。

 

f:id:kaigokanofnobita:20200819032928j:image

 

背後霊ユーチューバーハゼ霊ナは完全に黒歴史となる。かわいい。

 

また、バイトの面接の練習で軽くむちゃぶりをされたときはぽむぽむぴぃちをノリきる。(26話)


f:id:kaigokanofnobita:20200819032949j:image
f:id:kaigokanofnobita:20200819033031j:imagef:id:kaigokanofnobita:20200819033056j:image

私は低血圧女子がちょっとノッたところを見ると、めちゃくちゃドーパミンが出るタイプの男子高校生だったので(キモイ)、こういうキャラが大好き。かわいい。


f:id:kaigokanofnobita:20200819033044j:image
f:id:kaigokanofnobita:20200819033118j:image
f:id:kaigokanofnobita:20200819033129j:image

オチ草。

 

ハゼレナの立ち位置はよくわからん。ヒロインということは確実だ。

ツッコミもしてるように思えるし、ボケにまわってるときもあるように思える。「

多分だけど、普通に生活してるだけな気がする。変人に巻き込まれながら。

それが読んでいて安心するのかもしれない。

私もまたハゼレナの行列に並ぶ背後霊の一人だったのだ。

 


涙の最終回(ネタバレあり)

タイトルにも書いた通り、ミタマセキュ霊ティは連載終了となった。

一応最終回のネタバレを書いておく。

 

なんやかんやあって東大を目指すことになったハゼレナは、東大を2秒後に諦め最終的に地方の短大に受かった。一応セキュ霊ティ養成学校も受けていたが、

・即合格

・学費免除(むしろ七万円支給)

・入学時点でセキュ霊ティランキングベスト8入り

の好待遇が怖すぎてやめた。

一人暮らしをすることになったハゼレナはミタマ達との別れを悲しむが、1300体にも膨らんだ背後霊を放っておくわけにもいかないとのことで、結果ミタマをはじめ登場人物のほとんどがハゼレナと同じアパートで住むことになり、「私たちの戦いはまだ始まったばかりだー」とハゼレナが言わされて終わった。

 

 

 

アンケート結果による打ち切りだと決まったわけでもないが、終わったという事実はただそこにあり、とても悲しい。掲載順位15,6番目で粘り続ける納豆のような粘り気は私の希望でもあった。(ギャグ漫画はあんまり順位関係ないともいわれるが)

 

めちゃくちゃ霊が苦手なのにハゼレナのために一生懸命頑張るミタマさんが最高だった。度々ハゼレナにつっかかかり口は悪いが義理堅いソウヤが好きだった。ハゼレナをかばうために人知れず悪霊の売人から身を挺すジャンカが好きだった。明らかにミタマより頼れるゾビロが好きだった。全然出番のなかったセキュ霊ティのランカーたちが好き(?)だった。江戸一コジメなどのサブキャラの擦り具合も好きだった。

は~急に終わったな~ほんと。

 

 

私はジャンプのアンケートの備考欄に毎週毎週「ミタマセキュ霊ティを愛せ」と書いていた。理由は別にない。なんとなく書いてた。

しかし今皆さんに言いたい。

ミタマセキュ霊ティを愛し続けろ、と。

 以上