西野カナの誕生日3/18を「サイヤ人」のゴロで覚えようとして思いとどまったAuraです。さすがにアレだなぁと感じ、頑張って普通に覚えました…笑
西野カナは非常に有名かつ人気のある歌手です。ファンでないという方でも、どこかで彼女の歌を聴いたことがあるのではないでしょうか。
さて、この記事では「西野カナが好きだけど、代表曲を聴くことが多い気がする」「曲がたくさんあって、アルバム曲やカップリング曲の中だと何を聴けばいいのか分からない!」という方のために、西野カナの私的おすすめ曲【マイナー曲】をご紹介します!
前回は【メジャー曲編】の記事を書きました。
www.kakidashitaratomaranai.info
正直なところ、【メジャー曲編】より選ぶのに苦戦しました。
カップリング・アルバム曲の方が数は多いですからね……元は5選のつもりだったんですがちょっと増えてしまいました 笑笑
- ① BRAVE HEART feat.西野カナ
- ② You are the one
- ③ Wishing
- ④ Love you,Miss you
- ⑤ Still love you
- ⑥ I Say No
- ⑦ One More Time
- おわりに
① BRAVE HEART feat.西野カナ
キミの横でその思いを感じてる
二人一緒なら強くなれる
負けそうな時こそ自分を
believe yaself 信じて
試聴のサムネイル画像がなんか毒々しい…!笑 これはガイコツとかではなく、ヘッドホンをつけた猫のイラストです。そう分かれば可愛く見えてくるんじゃないでしょうか。
2010年リリースのシングル。NERDHEAD(ナードヘッド)というアーティストの曲に西野カナが参加しました。
NERDHEADとは、『Best Friend』『会いたくて 会いたくて』『if』などのヒットナンバー(全て2010年リリース)を作曲したGIORGIO CANCEMI(ジョルジョ・カンチェーミ)のソロプロジェクトのことです。
そのGIORGIOと西野カナがコラボした歌なので、前述の3曲が刺さる人には『BRAVE HEART』も間違いなく刺さると思います。そしてこの曲、西野カナの担当パートがめちゃめちゃ多いんですね 笑
サビ(イントロ) 西野カナ
1番Aメロ GIORGIO
サビ 西野カナ
2番Aメロ 西野カナ
サビ 西野カナ
Cメロ 西野カナ&GIORGIO
Dメロ GIORGIO
大サビ 西野カナ
サビのところどころでGIORGIOのハモリはありますが、これ『BRAVE HEART feat. GIORGIO CANCEMI』なんじゃ…と感じるくらい西野カナがメインの曲になっているんです 笑
他の歌手とのコラボ曲だと『遠くても feat.WISE』や「君の声を feat.VERBAL(m-flo)」が人気ですが、僕としましては『BRAVE HEART feat.西野カナ』もそこへ加えていただきたく……!!
② You are the one
You are the one
もし生まれ変わっても
君に出会いたい
あの日と同じ気持ちで
もう一度My love
会えますように
2010年リリースのアルバム『to LOVE』の収録曲。
「もし生まれ変わっても君に出会いたい」というサビの歌詞だけ見ると想いの深さが窺えますが、「でもこの曲、一応失恋ソングなのでは」とやや解釈に迷った曲です 笑
「今ごろどうしてるの?ふと思い出している」(1番Aメロ)
「今でも見つめてる 思い出に写る君に 幸せだったのかな また問いかけたくなるよ」(2番Aメロ)
と回想しているので、明らかに彼氏とは別れてますね…笑
でもサビは先に書いた通り「生まれ変わっても出会いたい」ですし、なんならサビの直前では「ありがとうの言葉が溢れ出してくるから」と歌っているので、別れた後なのになんてけな気なんだ…!!と感じる訳です 笑
別れた後って、「忌まわしい記憶として忘れようとする」か「ひとつの楽しかった思い出として胸に留める」の二択になることが多いと思ってるんですが、この曲の場合は後者でしょう。
切なさ全開のメロディーではなく、終始穏やかに流れていくので失恋ソング感は薄いですね。
同じアルバムに収められた『このままで』もファンの間で人気があります。ロマンチックさ全振りの歌詞になっています。
作曲は『君って』(2010年)『たとえどんなに…』(2011年)などを手がけたSAEKI youthK(佐伯ユウスケ)。彼は名バラードの天才ですよ、ほんと…!!
『このままで』は2015年発売のベストアルバム『Secret Collection 〜GREEN〜』にも入っています。
③ Wishing
いつか笑顔で会える その時まで
ずっと君のやさしさ忘れない
この想いが届くように 信じて
I’m wishing 願うよ
2010年リリースのアルバム『Thank you, LOVE』の収録曲。
これもまた、めちゃくちゃ心に訴えかけてくる名曲。
突然別れを告げられた女性の、彼氏へのひたむきな想いを綴った歌です。恨み言を言うのではなく、「君のやさしさ」を忘れず、もう一度笑顔での再会を願うという…胸が締めつけられる悲しさと美しさの両方を併せ持つ歌詞です。
「好きな曲」は、その時の心境や状況によって都度変わりゆくことがありますが、僕の中で『Wishing』は不動の地位をキープしています。【マイナー曲編】の中で一番好きな曲かもしれません。
初めて聴いた際に、
まず出だしの「僕がいなくても君は平気だよ」で、みぞおちストレートを食らい、
1番Aメロの「君の口癖も 君の笑い方も 私から何も消えていかないの」で身悶えし、
サビで見事に天に召されました。
2番Bメロの「そう 同じ道を そう 歩いてきた ah いつからか二つに分かれて」で撃墜され堕天。そしてCメロの……
…はい、ここまでにしておきます 笑
つまりは、それくらいこの曲がお気に入りということです 笑笑
西野カナの失恋ソングは『会いたくて 会いたくて』が有名になり過ぎたせいか、良くも悪くもイメージが固定されている面がありますが、『Wishing』のような路線の名曲もたくさんあると僕は声を大にして主張したいです!
また、同じアルバムの『Flower』も好きな曲のひとつです。一番魅力が伝わりやすいサビを試聴で聴けないのが本当に残念ですけれども……。
SAEKI youthK(佐伯ユウスケ)作曲のバラードなのでこちらも漏れなく名曲です。しかもここに西野カナによる歌詞がついてるんですから、それはもう素敵。無敵。完璧。
これは内容に関係ない余談になりますが、『Flower』の試聴を貼るため検索をかけたら、ダンス&ボーカルグループの方の「Flower」(EXILEやE-Girlsの系列ユニットです)が表示されました。
こちらの「Flower」も好きでよく聴くのでその内記事にするかもしれないんですが……「自分の好きなアーティストが活動しなくなるジンクス」をこんなところで思い出させられて頭を抱えてました………笑
西野カナ:2019年2月から無期限活動休止
Flower:2019年9月に解散
④ Love you,Miss you
2012年リリースのシングル『Always』のカップリング。
2015年に出たベストアルバム『Secret Collection 〜RED〜』にも収録されています。
試聴で聴ける部分がなぜか違っていたので、せっかくですし(?)両方貼っておきます 笑
こちらはAメロ~サビ直前です。
そしてサビほぼ全部です。
I love you キュンとするこの心も
I love you 初めて見せた素顔も
全部君だけのもの 誰にもあげないの
Everyday I’m really lovin’ you
ちょっとスッキリした曲調の歌がようやく来ました 笑
年上の男性に好意を寄せるも、やきもきする女性の姿が歌われています。背伸びして「大人の恋愛」をしようとしているところは何ともいじらしい感じがしますね。背伸びしてる時点でまだ「子ども」だよ、とこの女性に言ったら多分怒られます 笑
1番サビでは
「(私の)心も素顔も 全部君だけのもの」と相手に尽くしていますが、
2番サビでは
「抱きしめる腕も繋ぐ手のひらも 全部私だけのもの」になって独占しようという、方向の違いがあります。
西野カナの歌は、サビの歌詞が1番2番とも同じであることがけっこう多いですが、『Love you,Miss you』では感情の動きがあるので、それもまた楽しめる一曲です。
あ、『Always』のもうひとつのカップリング『Happy Song』も推したいです!西野カナの応援ソングの中で最も底抜けに明るい歌だと思っています。
ただ、明る過ぎるあまり、僕はどうしようもなく気持ちがガタガタになった時限定でしか聴かないのですが… 笑
恋愛にあんまり縁がなくとも恋愛ソングは聴けるのに、『Happy Song』はなぜか窮した時の取っておきみたいな扱いになってます。
個人的にこのところ思い屈する日々が絶えず、この歌を聴くようにしているんですが、なんというか…明るい地平が眼前に広がっていくような感覚を得ました。うーん、これはクスリやってるような感想ですね 笑
⑤ Still love you
2014年リリースの『Darling』のカップリング。
カップリングなのに(?)シングル表題曲に勝るとも劣らない魅力を放っているのが『Still love you』です。
実は、元々『Darling』がカップリングになる予定だったのが、スタッフたちの間で『Darling』の評判が良く、シングル表題曲に変更されたという経緯があります。(西野カナ公式ファンクラブ会報『Family Meeting』vol.11より)
変更は功を奏し『Darling』は大ヒットします。このヒットこそが西野カナの歌の傾向が変わる転換点になったと僕は考えています。実際、『Darling』以後は『トリセツ』のようにマイルドな恋愛ソングが増えてますからね…笑
元のシングル表題曲がなんだったのかまでは分からないのですが、『Still love you』がそうだったのかな…?と僕は勝手に想像しています。
前置きが長くなってしまいました、それでは試聴をどうぞ!笑
もうこれが最後だって
Ah まだ嘘みたいで
心の中は期待してしまうの
本当に最後まで
優しいキミだから
まだこの手離せない
It’s hard to say goodbye
Still love you
こんなに人柄の良さそうな彼女を振るなんて…!!優しい彼氏みたいだけど、一体どうなってるんだ……ッ!!
感情を揺さぶられる名曲再び、です。
サビのはじめの「もうこれが最後だって」が強い音になっているところは、受け入れられない現実に動揺していることをひしひしと伝えているように感じられます。
あとは、1番サビでの「まだこの手離せない」が、
大サビでは「(これで最後だと思っていた恋ごと)今この手から そっとほどけていく」
に変わっているのがほんと悲痛で、「う”ッ…苦しい……」ってなりました 笑
幸せ感満載の『Daring』の後にこんな落差のひどいカップリングを用意するとは、、、、なんて卑怯な、、、、、(褒め言葉です)
⑥ I Say No
Ah こんなもんじゃないの欲しいものは
昨日と同じ景色なんていらないから
Ah こんなもんじゃないの私たちは
どこへ行こう
涙の数だけの強がりを抱きしめて
2014年リリースの『好き』のカップリング。
何かを変えたいと願うも、どうしたらいいのか、どこへ行くべきなのかが分からないという焦燥を感じさせる曲です。
『I Say No』という曲名の通り、強い拒絶をにじませています。ただ、この歌に出てくる女性は、何かに対して(感覚的に)「No=嫌だ」というのは分かるのに、「どう嫌なのか」がハッキリと分からずモヤモヤしている状態です。
これは分かりやすく言えば「なんか嫌だ!変えたい!!」ということですね 笑
しかし自分本位の単純なワガママではないというのも理解しておきたいです。歌詞の他の部分にはこう書いてあります。
「無事に今日が終わるように “Yes”で片付けていく」(1番Aメロ)
「自分の居場所を探している」(2番Aメロ)
「同じ仲間見つけたら 今日は笑っていられても またすぐに不安になる」(2番Aメロ)
「自分らしくなきゃ 意味ない 変えたい」(2番Bメロ)
自分らしさというものが分からず他人に合わせますが、内心に渦巻く違和感はごまかせません。特に10代・20代で直面しやすい悩みが『I Say No』では描かれています。
このように、西野カナの歌では珍しい、自己内省的なテーマを扱っていて、歌詞も尖っています。
「涙の数だけの強がり」(サビの歌詞)を抱えながらも、「I Say No」と拒絶して自己変革の決意表明をしていくその姿、僕は陰ながら応援したいです…!!笑
なお、『I Say No』は、『SAKURA, I love you』と同じくJeff Miyahara(ジェフ・ミヤハラ)が作曲。『SAKURA~』と同様緩急の大きな曲調は、悩んだり焦燥に駆られたりする様子によく合っています。
⑦ One More Time
どうして君しか見えないの
目を閉じれば今も優しく微笑んでる
Just one more time 時間を戻せたら
ずっと一緒だよって
未来を夢見てた
あの日の二人のままで
2017年リリースの『手をつなぐ理由』のカップリング。
同年発売のアルバム『LOVE it』や2018年発売のベストアルバム『Love Collection 2 〜pink〜』にも収録されています。
別れた彼氏を、「匂い」をきっかけに思い出しています。これはサビの歌詞だけだと分かりにくいですが、
「思わず振り返った 君と同じ香水の匂い」(1番Aメロ)
「目を閉じれば今も懐かしい匂いがする」(2番サビ・大サビ)
とあるので、「匂い」がテーマの一曲です。
五感の中でも「嗅覚」は記憶に結びつきやすいという話がありますよね。ふと香った匂いで思い出してしまうとは、、、僕は匂いフェチなのでその切なさが心に染みたので好きになった曲です。
また、「二人でよく聞いてたあの歌は 何よりも悲しいメロディー」(2番Bメロ)とあり、「聴覚」でも自然に記憶が蘇ることもまた歌われています。
そして目をつむれば「君しか見えない」(サビ)ので、もういろんな方面から思い出しまくってます、、、、、
「抱きしめる思い出は綺麗なまま」(Cメロ)というのがね、、、、、いいことかもだけど、逆につらくなっちゃいませんか、、、、く、苦しい、、、、、
ちなみに、この『One More Time』を初めて聴いた時、僕は「ん?なんか昔の西野カナっぽい雰囲気の歌だな」と感じました。
実際、曲のデモ音源が2011年にはあり、歌詞も懐かしさを感じさせるよう意識していたことが明らかにされています。(西野カナ公式ファンクラブ会報『Family Meeting』vol.20より)
「聴く人によっては、ちょっと懐かしさを感じる曲なのかなって思います」という西野カナ本人のコメントもあって、「うん、分かったよ!僕は…!!」とちょっと厄介なオタクになっていきがってしまいました…笑
おわりに
数あるカップリング曲やアルバム曲の中から、僕の私的おすすめ曲をご紹介しました。本当は…!本当は…!!もっと書いても良かったんですが、ん"ん"!!我慢です!!笑
今回は比較的正統派(?)な曲が多くなりましたが、他にも洋楽っぽい曲やクセのある曲などいろいろありますので、それもぜひお聴きください。
「7選」とタイトルに書いたものの、結果的に10選?になりました。タイトル詐欺になってしまったことをお詫びいたします 笑
では、これまでに出された名曲の数々を聴きながら、僕は活動再開を心待ちにしようと思っています!
③の『Wishing』と④の『Flower』が唯一入っているアルバムです。レンタルショップで借りる時などはこのジャケット写真が目印です!
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