どうも、トフィーです。
今回は新海監督による映画『天気の子』についての感想を、このブログのメンバー3人による座談会の形式でご紹介していきます。
(座談会メンバー:トフィー、潤、Aura)
ちなみに、トフィーとAuraは『天気の子』を公開時に観ていて、潤は今回の座談会企画で初視聴しました。
会話形式でゆるーく進んでいくので、気軽にご覧ください。
天気の子(Amazonへのリンクです)
※『天気の子』や『君の名は。』のネタバレ注意です。
印象深かったキャラクターについて
トフィー:まずはキャラクターについて話していこう。印象に残ったキャラクターは誰ですか?
ただしリーゼント以外で。
Aura:終盤で、警察署から逃げ出した帆高を追いかけて走るときに、高井刑事のリーゼントがボンボンボンボンって揺れてて笑うよね。
潤:なんだろ、ちょっと粗雑な性格ながらも実は熱いやつと思いきや、そうでもないみたいな。
一同:(笑)
潤:俺は信じてたのに。パトカーで帆高にいろいろ尋問してたとき、「ちっ、めんどくせーな」とか言ってたじゃん。
そんなこと言いつつも、取り調べではあたたかい一面を見せてくれるかと思ったら、逃げると普通に「あーてめーコノヤロー」とか言ってて(笑)
リーゼントニキ、普通に警察の職務をまっとうしている邪魔な敵だった。
トフィー:ちゃんとした公権力(笑)
現実を見る大人の須賀さん
潤:なんか俺さー、帆高よりも須賀さんに感情移入しちゃったのは、制作側の思い通りなのか、それとも俺が年取ったからなのか……。
Aura:年取ったからだと思うよ。
潤:おいっ、ふざけんじゃねえ(笑)
Aura:そうなったのは、帆高よりも須賀さんの方が身近というか、「わかるなぁ」みたいな感じ?
潤:そうだね。
Aura:現実見ちゃうところとか。
潤:そう、それだわ!
序盤で陽菜がスカウトに連れられてて、その時帆高が「助けに行くか、でも」って一瞬迷ってたじゃん。
でも、拳銃持ってるし走り出すみたいな。そういうのを見ると、「あっ、俺は行けねー」
トフィー・Aura:(笑)
潤:フィクションだなーって。もうちょっと若かったら、しゃあ俺も行くぜってなるかと思うけど。
その点、須賀さんの何がいいって、帆高について警察に尋ねられたところで、帆高を追い出すんだよ。それがめちゃくちゃよくて俺的に。
本当は秤にかけたと思う。でも流石に自分の娘に傾くよそりゃあ。
トフィー:そりゃあねぇ。帆高は付き合いの短い男の子に過ぎないし。
潤:そうそう。「お前が帰れば全部元通りなんだよ。今大事な時期なんだわ」って須賀さんが言ってたのはたまらんかったね。俺も追い出す!
トフィー・Aura:(笑)
潤:キャラが行動するときには選択肢が色々あると思うんだけど、なんか須賀さんが一番俺と一致した。
Aura:最後、帆高を送り出す行動は一致するの?
潤:一致する。俺も「帆高、陽菜のところまで行けー!行けー!!」ってやる。
トフィー:一致するんだ(笑)そこまで含めて全体的に、と。
潤:帆高に噛まれた時はちょっと難しかったけど、あそこの諭し方もまた良かったな。「もうお前大人になれよ」って。
Aura:ああーなるほど。
潤:そういうことなんだわ。俺も大人になっちまったっていう(しみじみ)
Aura:須賀さん、他にも「大人になると優先順位が入れ替えられなくなるんだ」って言ってたよね。
潤:ああ、そこマジよかったわ。ただ最後入れ替えちゃったってことだよね。
それも含めて、いいキャラだなぁって。だから須賀さんが一番好きかなぁ。
最初嫌いだったけどね。
Aura:物語冒頭で、帆高に「命の恩人」って言ってめっちゃたかるから(笑)
潤:「帆高、須賀さんに二度と会いに行くな。名刺もらったけど破れ破れ」って思ってた。なんだろ、中盤まであんまり好きじゃなかったんだけど、なんであんな好きになったんだろう?
トフィー:割と序盤の段階でぼくは結構好きだったけどね。
たかる姿とか、こいつ絶対今後絡んでくるだろうなって思ってた。音楽と一緒に流れていく日常が温かかったなって。
気丈なヒロイン・陽菜
潤:Auraの好きなキャラは?
Aura:そうだな、主人公の帆高と陽菜なら……。陽菜の方がわかるーって感じかな。
やっぱり僕も、帆高に「そんなことやめとけ」とか、「後でろくなことにならないに決まってるじゃん」って思っちゃうんだけど。
陽菜は嘘ついてバイトしてまでみたいな感じで、なんだろ……小さいなりにうまく立ち回っていこうと現実に抗っていくのがいいなあって。
でも最後は天秤にかけて、自分が犠牲になればいい、と後ろ向きの勇気を出すところなんかはすごいなあって思う。
トフィー:年齢を偽ってまで気丈に振る舞ってるのは、ちょっといじらしいところがあるよね。
Aura:逆にいじらしいよね。
トフィー:そうそう。あと、帆高がスカウトに拳銃ぶっぱなした後に、ちゃんと怒るのよかったね。
Aura:ああー確かに。そこで「ありがとう」って言わないんだなぁって思った。スイーツ脳じゃない。
トフィー:ちゃんと現実も見えててね。
Aura:帆高が無鉄砲だから、年齢偽ったのかなと思う。年下ってバレたら帆高を抑制できないかもしれないから。
トフィー:どうでもいいけど、ネギ切るシーン好き、炒飯の(スコスコのスコ)。
Aura・潤:(笑)
トフィー:すごい家庭的な一面もあり生々しいなって(なんじゃそりゃ)。
Aura:あんなに手馴れてるから、お母さんが亡くなる前から家のこと回してたんだろうね。
潤:陽菜の母さん病気っぽかったからね。
トフィー:だからあんなに先輩(陽菜の弟の凪)も達観してたのかなって。あれで小学生?
Aura:先輩はマジで先輩だったと思う(笑)
「告白するまではハッキリいって、告白してからは曖昧にいくのがセオリーなんだよ」ってセリフとか、僕は逆じゃね?って思った。
潤:話を戻すけど、陽菜難しかったなー。
Aura:なんか、自分の思ったことあんまり言わないよね。
潤:そうそう。段階的に明かされていくんだけど、いろんなことを秘密にするキャラだったから。だから何考えてるのか全然読みにくかったんだよね。
トフィー:抱え込んじゃうタイプなんだよね、きっと。序盤もわざわざ体を売ってまで稼ごうとしてるぐらいだったから。
Aura:陽菜は状況に流されちゃうようなところがある。
「THE・年上のお姉さん」の夏美
潤:陽菜の声あててた森七菜さん、普通に上手かった。
トフィー:あぁ~~。まぁでも夏美役の本田翼さんの方がぼくは好きだな。
Aura:層が違うやん、森七菜さんと本田翼さんは(笑)
トフィー:まぁね。でも夏美は、ぼくの一番好きなキャラクターだから。
新海監督みたいな……なんだろう、恋愛経験の少ない男性の理想のお姉さんだから。
一同:(笑)
Aura:普通にすごい悪口言ってる(笑)
トフィー:いいよね、帆高に「胸見たでしょ?」って、2回ぐらい言う。
Aura:あれは、しょうもないっていうとアレだけど、ちょっとした仕掛けだった。終盤で効いてくるのがね。
トフィー:新海さんの性癖出てるな。ああやって年上のお姉さんにいじられるところ。新海さん自身がいじられたいんだろうなって。
Aura:えっと、本田翼さんを抜きにすると、夏美に惹かれたところは?
トフィー:あぁでも……ぼくもあんな風に本田翼にいじられたいなぁ……。
Aura:本田翼さんから全然抜け切れてないぞ!(笑)
トフィー:でも、おもしろいキャラだったよね。最後、「盗んだバイク」で走り出すところが。いや、盗んでないと思うけどあれは。
最初から最後までいい人だったよね。
Aura:須賀さんに「すっかりオッサンになったね」とか言いつつ、自分も最後は帆高のために頑張っちゃう。
でも、就活どうなったんだろう。あそこまでやっちゃうとな……。
トフィー:須賀さんの事務所で働いてるんじゃないの?
一同:(笑)
潤:ちゃっかりいいオフィス構えてたしなぁ~。
Aura:K&Aプランニング。元のああいうテキトーなのはやめたんだろうな。
トフィー:テキトーなのをやめたからこそ、お金が稼げるようになって、猫があそこまで太った(笑)
エンディングについて|現実的社会 × セカイ系
トフィー:エンディングについて、どう思います?ラストは賛否分かれるみたいだけど。
Aura:否ではないかな。「セカイ系」出してきたなぁと思った。多分、監督はギリギリのライン狙ってたんじゃないかな、ラストに関しては。
※セカイ系
ざっくり言うと、主人公とその周辺で繰り広げられる出来事が、世界の命運へと直結していくようなストーリー展開をする作品のこと。
例えば、「ヒロインを助けるか、それとも世界を守るべきか」という究極の二択を迫られたりする。
Aura:もっとエグくしようと思ったらいくらでも描写できる。水害でもっと被害が出て、人がたくさん死んで……みたいに。
でも、そうすると世論が否に完全に傾いちゃう。劇中では描かれてないけど、絶対死人とか出てるじゃん。
潤:俺はあのラストでも、全然賛成だわ。
むしろ、陽菜を助けて3年経った後に雨やんでたら怒っとった。
一同:(笑)
潤:要するに、世界よりも陽菜を選んだってことに意味が出てくる。むしろ雨はひどくなってこそ意味があるというか。
Aura:もしも晴れてたら、完全ご都合エンドになっちゃうからね。
トフィー:エゴを貫き通した感がね、めちゃくちゃあのエンドはいいよね。
潤:そこまで重い選択だったんだよあれはっていうこと。
トフィー:帆高は、陽菜に一回「最低」って言われた銃を、最後もう一回構えてぶっ放すとかもしてる。
潤:最低よあれは、須賀さんに向けたの引いたよ俺は(笑)
あの時はもう、自分の頭に銃を向けてたら良くない!?「死ぬぞ俺」みたいな。須賀さんに向ける意味、何っていう。
でも逆に、須賀さんに銃向けてまで、自分を捨ててまで陽菜に全振りって覚悟が伝わってくる。
ちなみに、賛否の否としてはどういう意見があるの?
トフィー:否としては、まず単純にすごい大迷惑を被ってるっていう意見。
他にも、終盤で天上に行ってしまった陽菜を助けに行くとき、線路の上を走ったりカーチェイスしたりして逃げ回るとか、公権力に逆らうとかね。
あとは家出かな。結構アウトローなことたくさんやってるから。
それと、「環境的に結局何も解決してないじゃん」って意見。それがあるから「お前らが良ければいいんか」とかそういう風に捉える人も見かける。
でも、それがセカイ系だから。
潤:序盤、社会の描写がめちゃくちゃリアルだったよね。もう出てるじゃん、企業名(笑)
トフィー:スポンサー名ね。あのバニラまでもが出てた。
潤:あれはびっくりした。でもAPAホテルだけAPIホテルになってたな。
現実にあるやつとないやつと分かれてたけど、マジでもうこの世じゃんって思った。セカイ系の中でもリアルでしょ。
あと、最後の結末は、〈フィクション〉だったら「あぁ~ふたりが一緒になれて良かったぁ~パチパチ」みたいに手放しでみんな喜んじゃうだろうけど。
そこもちゃんと〈リアル〉だったから。
帆高と陽菜は「えっ、これが俺たちの世の中だったらどうしてくれてんの」って言われちゃうかもしれない。
Aura:劇中の聴衆の反応もリアルだった。
終盤で帆高が線路上を走っているときに「あ~なんか走ってる奴いるぞ」「やべー奴いるじゃん」みたいなことを言われてた。
トフィー:働きたいのに働けないみたいなさ、そういうところとかも結構リアルだったな。
潤:エンディング的には賛成でしかない。あれ以外どうすんの?陽菜に死ねと?
逆に反対派に聞いてみたい。ここに反対派がいないのが残念だけど。
トフィー:でも世界平和とかを考えるんなら、ひとりを犠牲にすればいいのかも。
潤:須賀さんもそれ言ってたよね、「ひとりが犠牲になってそれで世界が救われるなら……」って。
Aura:言ってることはすごい分かるけどね。実際自分があの状況に置かれたら、どっちを取るかって言われると、帆高のように意志を突き通せるかはすごく自信がない。
トフィー:どっちを取るかねー、結構デカいよね。ひとりとそれ以外だから。
潤:俺は、知らない人だったら余裕でもう、「あっ……お疲れさまでした」って言って犠牲にする。
一同:(笑)
潤:でもちょっとでも知ってる人だったら俺無理だわ。全然雨でいいから助ける。
トフィー:それがAuraでも?
潤:陽菜レベルじゃなく全然無理。「いい、いい、死なんくていい!!」みたいな(笑)
Aura:なぜそこで僕を出した……!?(笑)
潤:おいトフィー、期待すんなよ。「あっ、Auraか……うーん、Auraか……」ってなるのを期待するな(笑)
迷うのはあの人くらい。文学部の同級生だった……山坂くん(※仮名です)くらいかな。微妙な立ち位置。
トフィー:やめてよ、リアルなとこ出さんといてよ(笑)
潤:微妙でしょ?まぁ山坂くんなら助けてやってもいいか。
陽菜を救わないifの結末
Aura:帆高が世界を取ってたらどういうエンディングになってたかな。
もしそうなってたら彼は東京に行きたがらず、ずっと島にいそうって思う。
トフィー:それこそ須賀さんの二の舞というか。酒とたばこに溺れる須賀さんになるんだよ。
Aura:あーダメになったほうの須賀さんね。
やだなぁー、帆高がそんなふうになってたら。
逆に、そういうエンディングを迎えた虚しい帆高が描かれる方が嫌だ。
トフィー:それはそれで新海さんならやりそうだけどね。今までの実績からして。
一同:(笑)
Aura:否定派は、あのエンディングには反対してるけど、逆に世界を取った方のエンディングを見て、これで良いっていう風になるのかな。
トフィー:いや、多分そうじゃないと思う。なんか全部が解決するハッピーエンドみたいな完全無欠なのが…。
Aura:もうストーリーの構造が受け付けないんだろうね。構造外の結末がいいという。
トフィー:そう、そういう選択がいけないとかじゃなくて、多分そんなところ。「セカイ系」自体がね…。
ひとまずエンディングについては、潤は恋愛面とかでなく、普通の友達でも助けるってこと?
潤:そうだね。無理だわ、そんな見捨てるなんて……。
Aura:そこで見捨てると、ずっと引っかかり続けるからね。
トフィー:山坂くんなら見捨ててもそんなに引っかからないってことで。
潤:いやいやいや、山坂くんでも助けるよ(笑)
一瞬河合くん(※仮名です)って言いそうになって、、、、、、、、、、、河合かぁ……河合か…!ってなって山坂くんに変更した(笑)
トフィー:犠牲にするのをちょっと検討しないで欲しい(笑)
Aura:セカイ系でさ、ヒロインを切り捨てて世界を取る話ってあるの?
トフィー:えぇ…?『エヴァンゲリオン』とか?自分から切り捨てるってわけじゃないけど。うーん、難しいな。
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潤:切り捨てるとかはないけど、しかたなく死んでくとかはあるよね。
Aura:自分の意志なのか、状況なのかでまたちょっと変わってくるからね。
潤:最終回で、「もしかして、○○(死んだキャラの名前)?」みたいなエンドもある。数年後、何かからその子を感じるみたいな風が吹いて(笑)
Aura:面影を探してしまう的なね。
潤:『エウレカセブン』がそんな感じだった気がする。
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Aura:セカイ系の有名なのって1990年代後半から2000年代前半がやはり多いなー。
それを今『天気の子』でやるっていうのが面白かったのかもしれない。しかも、よりリアルな社会で。
『君の名は。』と『天気の子』
トフィー:『君の名は。』と比べてどっちが好き?
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潤:難しいな、見る順番とかもあるんだろうな。
『天気の子』は、途中から不穏な空気しかしなくてさ、晴れにしまくってるところで「代償が重いって絶対」って思ってた(笑)
隕石の一つや二つ降ってくるだろこれって(笑)
トフィー:『君の名は。』が混じってる(笑)
潤:東京に隕石ぶち込まれるわマジで~って思ってた(笑)
これはそれこそ『君の名は。』を先に見たから浮かぶ発想だけどね。
俺は『君の名は。』の方が好きかな~。
Aura:『天気の子』も全然好きだけど、単純にどっちかって言われると、『君の名は。』が好きかなやっぱり。
トフィー:なるほどね。まぁぼくは『天気の子』だね。
潤:『君の名は。』は盛り上がり方がいい。「忘れられない人ッ!」あそこがピークじゃんね(笑)
あ、でも『君の名は。』全然泣かなかったわ。『天気の子』は泣いたけど。
トフィー:どこで泣いた?
潤:須賀さんが、タックルしたところで(笑)
スガタックルで泣いたわ。あそこは。
Aura:潤の中では須賀さんがヒロイン(笑)
トフィー:スガタックルってなんだよ(笑)
一同:(笑)
潤:『天気の子』は、最初から割と不穏。
なんでかって言うとずっと雨で、なんか悪いこと起こるんだろうなって感じがするし、そもそも帆高は家出少年だし、最初から結構拳銃ぶっぱなしてたり、てか持ってたり。デンジャーなところから始まるじゃん。
『君の名は。』の方は、最初は平和というか日常というか、そこからいきなり壊れて。
三葉いなくなって「なんで?」ってなる。で、だんだん気づいていく。
そして図書館で三葉の死という真相を知り、「うっ…!」ってなって。クライマックスで気持ちも盛り上がって。おー!!(拍手)っていう。
だから、裏切りと気持ちの盛り上がりが『君の名は。』は結構気持ちよかった。
Aura:『天気の子』は常にドクンドクンとしているようなね。『君の名は。』は劇的な山場を作ってる。
トフィー:伏線をひたすら張って張ってという感じだよね、『天気の子』は。
占い師のところとかもコミカルにネタに見せてたけれど、核心をついてたからね。
Aura:いろいろ作品を観てる人は、あのシーンでもうこの話がどういう話か分かるんじゃないかなって思うね。
潤:トフィーが好きなのは『天気の子』の方で、理由が何だっけ。
トフィー:理由?いやもう恋愛ものが好きだから。
いいじゃん。なんかひたすらエゴにエゴを重ねてって最終的にヒロインを選ぶっていうのが。
やっぱ覚悟の大きさというかさ、『君の名は。』は無我夢中で必死でみたいな感じだけど。
Aura:『天気の子』では、最後は主人公自身の選択に委ねられると。
トフィー:そうそう。片方を切り捨てるっていう。選ぶってところがなかったからね『君の名は。』だと。
トフィー:まあ感想座談会はこんなもんかな。今までの会話、録音しといたから。
Aura:マジかよ。
完。