どうも、トフィーです。
この記事では、『NURUTO-ナルト-』に登場する「分身の術」をまとめてみました。
分身系の術ですが、皆さんはぱっといくつほど浮かんできますか?
比較的印象に残っているであろうあの分身から、「え、こんなのあったっけ?」というマイナーな術までまとめて解説していますので、どれくらい覚えているか振り返ってみてください。
- 分身の術
- 影分身の術
- 多重影分身の術
- 手裏剣影分身の術
- 水分身の術
- 土遁・岩分身の術
- 粘土分身
- 砂分身
- 墨分身
- 雷遁影分身の術
- 蟲分身の術
- 獣人分身
- 烏分身の術
- 紙分身
- 木遁・木分身の術
- 朧分身
- おわりに
分身の術
使用者:うずまきナルト(アカデミーの試験で失格)、サクラなど、他多数
まず紹介するのは、「分身の術」です。
分身系の中でも、基本中の基本。
アカデミーでの卒業試験項目になっていました。
ただナルトにとっては大の苦手の忍術で、アカデミー時代のナルトがヘロヘロな分身を出していたシーンは印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
のちに上位種の「影分身の術」を習得したことにより、通常の「分身の術」を使う場面は一切来なかったのですが、結局ナルトは分身の術を使えるようにはなったのでしょうか……?
出典:『NURUTO-ナルト-』コミックス1巻より
余談ですが、分身の術には実体がなくて、影分身の術には実体があるのことに、違和感あるのは自分だけでしょうかね。
影分身の術
使用者:ナルト、はたけカカシ、うちはイタチ、二代目火影・千手扉間
続いて解説するのは、皆さんお馴染みの「影分身の術」。
螺旋丸と並ぶ『NARUTO』の代名詞的な忍術です。
二代目火影考案した術で、会得難易度はBの上忍レベル。
分身の術と違って実態を作ることができます。
本体から離れても動けるし、印を結ぶことも可能、そのうえ経験値を共有することができる超便利性能。
汎用性も高く、たとえば……
- ナルトの「分身体当たり」(肉弾戦や螺旋丸と組み合わせることも)
- ハーレムの術(変化の術との合わせ技)
- 逆ハーレムの術
- うずまきナルト連弾
- 螺旋丸や風遁・螺旋手裏剣使用時の補助
- 仙術チャクラのストック役
……などナルトの術に限定してもいろいろな活用方法があります。
逆ハーレムに関しては、カグヤ戦でも通用している強力な技ですね 笑
ナルト以外でも......
- 飛雷神互瞬回し:影分身に相手の技を喰らわせるタイミングを図って本体が影分身を敵と入れ替える。
- 五遁大連弾の術:三代目火影が使用。分身を4体だして、火遁・水遁・雷遁・風遁・土遁を同時に放つ術。
- 分身大爆破:うちはイタチが使用。
……など強力な使い方がたくさんあります。
個人的な感想ですが、分身大爆破については、初見時にめちゃくちゃワクワクしました。
ナルト激闘忍者大戦3や4で分身大爆破が使い勝手のいいカウンタータイプの第二奥義として使えるのもあって、めちゃくちゃ記憶に残っています。
分身を爆発させたり、指で幻術をかけたりと、イタチの戦い方は本当にクールだなという余談はここまでにして次に進みます。
さて、これだけ見ると「影分身の術」がめちゃくちゃ有用な術であることには間違いないのですが、作中で誰も彼もが使っているわけではないことからもわかる通り、しっかりとデメリットもあります。
それは、分身体とチャクラを均等にわけること。
尾獣を宿している上に、チャクラ量の多いうずまき一族であるナルトならまだしも、普通の忍はそうそう連発できるものではありません。
ましてや影分身を複数体も出現させる、多重影分身の術なんてなおさらでしょう。
余談ですが、英語版では「ART of the Doppelgange(アートオブドッペルゲンガー)」と書かれていました。
かっこいい。
多重影分身の術
使用者:ナルト
ナルトが盗んだ「封印の書」に記されている高等忍術。
会得難易度はAで、禁術に指定されています。
チャクラの消費がえげつなく、使えば最悪死に至るため、うかつには使用できません。
この術が「封印の書」の冒頭に記入されている理由について、巻物を盗んだ忍が、何も知らずに多重影分身の術を使用すると、デッドエンド……といったトラップ的な意図があったのかもしれませんね。
さすが二代目火影、なかなかに卑劣……いや、策士ですね。
出典:『NURUTO-ナルト-』コミックス1巻より
手裏剣影分身の術
使用者:三代目火影・猿飛ヒルゼン、猿飛木ノ葉丸
放った手裏剣を大量に分身させて、物量で攻撃する忍術。
三代目火影が大蛇丸戦で使用したり、孫の木ノ葉丸が中忍試験(映画)中にナルト相手に使用したりしました。
めちゃくちゃスタイリッシュなこともあって、個人的には分身系の術のなかでも一二を争うくらいには好きだったりします。
水分身の術
使用者:桃地再不斬、干柿鬼鮫
チャクラの消費が少ないが、戦闘能力が低いという一長一短の分身。
倒されると水になるので、水遁の術を使う際の布石になります。
作中では最初に再不斬が使用しています。
水牢の術でカカシを閉じ込めたあと、ナルトたち相手に水分身の術に相手をさせていました。
本体の10分の1程度の力しか発揮できませんが、カカシが身動きを取れない状態で、下忍になりたてのナルトたちには一体だけでもかなりの脅威でした。
出典:『NURUTO-ナルト-』コミックス2巻より
他にも疾風伝の「風影奪還編」で、鬼鮫が水牢の術でガイを閉じ込めたうえで、水分身を放つシーンがありました。
カカシとの鈴取り合戦といい、終末の谷の戦いといい、疾風伝と少年編は対になるような描写がチラホラと見られますね。
土遁・岩分身の術
使用者:三代目土影・オオノキ
戦闘能力は低めですが、チャクラの消費はわりと控えめのようです。
また、アニメオリジナルの別の術に、「土遁・影分身の術」なんかもあります。
粘土分身
使用者:デイダラ
暁のデイダラが、サスケとの戦いのなかで使用しました。
起爆粘土を使用する分身で、やられたとしても相手を拘束して爆発させることができます。
これもまた、土遁に分類される分身です。
また、サスケの写輪眼をもってしても見抜けなかったことから、(デイダラの力量によるところもあるでしょうが)精度は高いようです。
また「自爆分身」という、影分身に起爆粘土を食べさせて自爆させるような、デイダラの技もあります。
砂分身
使用者:我愛羅
中忍試験中に我愛羅が使用しており、登場時にはある種の不気味さを放っていました。
ただ『NARUTO』を通しで見た場合、他と比べて戦闘能力的には割と弱めな部類に入る分身なのではないかと思います。
見た目が砂なので、バレバレなのも困りどころですね。
墨分身
使用者:サイ、キラービー
墨を使って実体を生み出す術です。
キラービーの「封印術・億怒端数煩流奴(オクトパスホール)」など、からめ手的な使い方もできて非常に有用な印象があります。
雷遁影分身の術
使用者:はたけカカシ
効果:燃費が悪い代わりにカウンター攻撃も備えた攻撃的な分身で、ペインやアニメではオビト相手にも通じる強力なものでした。
倒したと思ったら感電させるトラップ的な使い方は、カカシの戦闘スタイルにぴったりですね。
出典:『NURUTO-ナルト-』コミックス45巻より
蟲分身の術
使用者:油女シノ
油女一族が使用する秘伝忍術。
蟲を使って分身を作ります。
囮、陽動などで使えます。
獣人分身
使用者:犬塚キバ
赤丸を牙に分身させ、牙通牙(がつうが)を使っていました。
※疾風伝では、キバが影分身を作り、赤丸と一緒にケルベロスのように変化して牙牙転牙(ががてんが)も登場します。
烏分身の術
使用者:うちはイタチ
カラスを使った分身で、実体があります。
また、チャクラの消費が少ないようです。
攻撃を受けて分身が消える際に、カラスが飛び散って視界を防ぐことにより目眩しも可能と分身の中でも優秀な部類ですね。
あと単純にカッコいい!
紙分身
使用者:小南
暁の小南が使用。
紙を使って分身体を作る術です。
起爆札をまぜることもできるので、攻撃性能も高めです。
木遁・木分身の術
使用者:初代火影、うちはマダラ
最強クラスの分身。
細胞を媒介にしているために、常に本体と情報を共有できます。
うちはマダラが初代火影に向けた言葉から、さすがにオリジナルには劣るものの、分身体もスサノオを使えるなど基本性能が高いことは間違いなさそうです。
出典:『NURUTO-ナルト-』コミックス66巻より
朧分身
使用者:雨隠れの忍び
中忍試験、死の森で雨隠れの三人組が使用。
実体はないのですが、だからこそ攻撃してもすり抜けるため、消すことができません。
本体を倒すと消える事には消えるのですが、攪乱用としては単純に厄介な術だと思います。
またまた余談ですが、『ナルト激闘忍者大戦』の3や4では、朧分身をひたすら倒し続ける「組み手」モードというものがありました。
倒せば倒すほど敵の数は増えるし、単純な強さもあがっていくので、一人プレイながら結構なやりがいがありました。
おわりに
以上、『NARUTO』に登場する分身の術の解説でした。
意外と種類が多いうえに、性能も効果も様々でしたね。
チャクラ量にもよりますが、こうしてまとめて見比べてみると「影分身の術」がめちゃくちゃ有用な部類だということが確認できました。
さすが主人公のナルトが使う術なだけありますね。
アニメオリジナルまで探せばまだまだ数が増えそうですが、とりあえずは原作に登場するものを中心にまとめてみました。
「他にもこんな分身があるよ」とご存じの方は、ぜひコメントなどでお教えください!