スピッツの楽曲には、結婚式に流せる曲から葬式に流せる曲まで幅広くあります。そういうわけで、葬式で流したいスピッツのセットリストをガチで考えました。
葬式でこんなに曲を流せることはありませんので、絵に描いた餅になるかとは思いますが、一生懸命考えたのでお付き合いください。
葬式の流れ
納棺(オープニング)
↓
通夜
↓
葬儀(お経など)
↓
告別式
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火葬
↓
還骨法要(エンディング)
オープニング:テレビ
葬式の曲なのでは?と名高いこの曲をチョイス。
テレビとは、棺桶の窓のことでは?という考察を始めに、
歌詞内に
・マントの怪人→お坊さん?
・さびたアンテナ→お焼香?
・不思議な名前も似合ってるね→戒名?
・パンは嫌いだった→お供えのお米?
とお葬式を連想させるワードがたくさんあります。
明るい曲なので、オープニングに抜擢。
「不思議な名前も似合ってるね」とスピッツに戒名を褒めてもらいます。
知る人ぞ知る曲で葬式はスタート!
通夜①:水色の街
歌い出しの「川を渡る」の時点で、三途の川を連想させます。葬式を邪魔しないしっとり系の曲といえば、やはりこの水色の街。
通夜②:Y
この曲を入れないスピッツファンはいないのではないのでしょうか。
「Y」というローマ字が分かれ道を表しているのではないかという、天才考察を見かけました。まさに葬式はその分かれ目ということでふさわしいかと思います。
悲しいこともある だけど夢は続く 目を伏せないで
と、暗闇の中に希望のある歌詞もとてもいいですね。
通夜③:コスモス
「コスモス」が、スピッツの中で最もダイレクトに死を歌っている曲ではないでしょうか。
鮮やかなさよなら 永遠のさよなら
という出だしフレーズから、暗い気持ちでいっぱいですね。
直接的な歌が、人を慰めることもあるのかなあと思い、皆様に配慮してこの曲を入れています(何様)
読経①:魔女旅に出る
読経は、暗過ぎもせず、明る過ぎもせず、でもどこか前向きになれる曲を入れています。坊主が経を読んでいますが、お構いなしにスピッツを流します。
一曲目は魔女旅に出る。サビが最高です。
行かないで 行かなくちゃ いつでもここにいるからね
ここが、僕の葬式の泣き所です。
読経②さよなら大好きな人
花*花の曲を、アルバム「おるたな」にてスピッツがカバーしています。
スピッツ作詞ではないですが、これも染みる曲。
作詞者のこじまいづみさんが「おじいちゃんが亡くなって、その時に作った楽曲です。」と語っています。
花*花、祖父が亡くなって作った「さよなら大好きな人」のヒット「不思議やな」 | マイナビニュース
読経③:ロビンソン
スピッツがライブの時に、ヒットソングを歌ってくれるのと同じ配慮で、ロビンソンを流します。
この曲によって「あ、あ~~スピッツが流れてるのね!」と意識してもらう大事な曲になります。
曲調的にも爽やかかつ元気すぎないので、ちょうどいいかなと思っています。
告別式①:冷たい頬
告別式の曲のチョイスは、シンプルに好きな曲を選びました。ただ、さすがにアップテンポな曲は入れられないので、その点は配慮はしています。
みんなが集中してお花を添えたり、お焼香ができる曲を選んだつもりです。
冷たい頬は、曲のタイトル含めて選びました。
告別式②:空も飛べるはず
キミと出会った奇跡がこの胸に溢れてる
この一言を言われるだけで、成仏できますよね。
なので、みんなにそう思ってもらうために、サブリミナル的に「空も飛べるはず」を差し込んでいます。
火葬:白い炎
これも完全にタイトルで選びました。
でも、実は葬式に合ってると思います。そこまでアップテンポでもなく、しっとりでもなく、どこか退廃的な雰囲気のある曲です。
「燃えろ!燃えろ!白い炎よ!」で、俺が燃える。
還骨法要(エンディング):不死身のビーナス
不死身のビーナスと共に葬式が終わります。なんか明るい曲だな笑と思わせてからの、「最低の君を忘れない 悲しい噂は信じない」「さよなら飲み干そう生ぬるい缶ビールを」という歌詞でエモさを醸し出します。
悲しいお別れじゃないよ!ということを伝えられる最高のエンディングです。
タイトルの不死身のビーナスというのも最高。
おわりに
通勤の時に聞きたくないプレイリストNo.1 が出来上がりました。
鬱になるわこんなん聞いたら。
スピッツの暗い曲ってふと聞きたくなりますけど、あんまり進んで聞きたくならないのは僕だけでしょうか。
そんな曲たちにスポットライトを当ててみました。
以上