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【感想】キャラの性格がほぼ全員クソで面白い|『いいよね!米澤先生』

 

 

試し読みあります↑

 

ギャグマンガって笑える以外に得られるものが全くないので、感想や面白いところが非常に書きづらいです。だっていいところも感想も「面白くて笑える」なんだから。

 

僕が思う最高に面白いギャグマンガ4作品は。

 

・稲中卓球部

・ボボボーボ・ボーボボ

 (【ネタバレ】ボボボーボ・ボーボボのストーリーを最終回までしっかり解説する唯一の記事はこちらです

・アフロ田中シリーズ

そして、『いいよね!米澤先生』

 

驚異の「名前がタイトルになる率」 ですね。

 

今回ご紹介するのは

とんでもない男、米澤先生の物語です。

ちなみに米澤先生の得意なことは体罰です。

 

↓こちらもあわせてどうぞ

www.kakidashitaratomaranai.info

いいよね!米澤先生とは?

『いいよね!米澤先生』(いいよね!よねざわせんせい)は、地獄のミサワ先生が集英社の漫画雑誌『ジャンプスクエア』にて2014年5月号から2017年6月号まで連載した漫画である。

ミサワ先生が一巻の単行本のあとがきで

 

今回の漫画は、地獄のミサワが好きな人ばかりを集めて登場させています。

皆様に愛されることを願っています。

 

と書き、「クソ人間」「嘘吐き」「グーグルストーカー」「なんか訳分かんないやつ」の四人を描いています。

 

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©集英社

 

 

すごく不安ですが、もう面白そうですね。

 

あらすじ

私立飲み水学園の新米教師米沢先生は、不良をラグビー部で構成させるのが夢の肉体派熱血教師。ところがラグビー部はすでになく、漫画部の顧問をすることに。漫画部では、ネットストーカーの部長や、性格がアレな女の子、いじめられっ子たちが微妙なトラブルを巻き起こし…。

こうして漫画部からプロを輩出すべく熱い指導を始めた米澤だった。

 

米澤先生の魅力紹介

シンプルに手がでる|生徒を殴る

漫画部の顧問になった米沢は、自分が漫画のことを何も知らないがために、部員への指導に力不足を感じる。自分の指導力の低さに落ち込んだ米澤。そんな米澤の前に偶然カツアゲをする不良生徒が現れる。それを見た米沢は「体罰なら楽なのになー」といって息をするようにワンパンでぶっ飛ばす。

あまりにも思いっきりぶん殴るのでここだけワンパンマンかと思った。

最終巻である五巻の表紙は、猛烈な右ストレートである。

 

人が突かれたくないところしか突かない|全力投球

ある日、漫画部の紅一点(可愛くない)のシンドウアオイ(本名山田練り代)がとある大ウソをついていたことが発覚した。それは、偶然自分と同じペンネームのシンドウアオイの受賞を、自分のものだと仲間に自慢していたというものだった。

非常にイタいこの嘘を知った米澤は怒りを露わにし、「あんの…ブス嘘…」「ブス嘘ーーー!!!」と言って、山田練り代の教室へ猛ダッシュ。クラス全員の前で山田練り代の嘘を発表し、「ブス」と書かれた扇子を広げて「うっそつき♪うっそつき♪」と音頭を取って踊り始める。

 

王道展開をぶち壊すクソ性格|校長無人島に置き去り事件

米澤は、性悪校長と「米澤がジャンプの賞レースに応募して、入賞できなかったら教師を辞める」という対決をすることになる。

1か月努力して、自身の才能の限界を感じた米澤先生は最終手段と称し、校長を無人島に置き去りにしてなかったことにしようとする。

後日、米沢の自白により校長は無人島で発見されますが、シンプルに米沢に対してトラウマ持ちになったので、教師を辞める件はうやむやになった。

 

感想

俺も、もう少し適当に生きていいのかなと勇気を貰える。

 

だってまず絵が適当。

表紙これだよ。

 


いいよね!米澤先生 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

商業誌でできる一番適当な画のギリギリを攻めてるという点だけハンターハンター。

そしてノリが適当。試し読みで分かると思う。よだれじょばーってなんだよ。

かつて伝説の編集者は新人漫画家にドラゴンボールをパラパラと読ませて「こうやって読んでも面白いのが、本当に面白い漫画だ」と言ったらしいが、この漫画に関してはパラパラと読んでめちゃくちゃ適当だと分かる。

それでも、俺の面白いギャグマンガトップ4に入る。

天才か?

 

ちなみにタイトルが『いいよね!米澤先生』だが、何がいいのかは最後まで全く分からない。

そもそも、何がいいのかを説明してくれるなんて期待は全く持っていなかったが。

そんな感じの漫画を読んだ後なので、感想も適当になってしまいました。

 

内容、ストーリーに触れておくと、実はこの漫画、まがいなりにも「友情」「努力」「勝利(?)」が詰まっている。先ほどの章で書いたように米澤は、性悪校長と「米澤がジャンプの賞レースに応募して、入賞できなかったら教師を辞める」という対決をすることになる。そこで、危機感を覚えた漫画部の4人は米澤の名を借り、赤塚賞に応募するのだ。性格に欠陥のある四人が協力する様はまさに「友情」と「努力」そのものだろう。その上、なんと4人で描いた漫画は赤塚賞に入選するのだ。これもまさに勝利。

先生のために、生徒が協力し、努力し、成長する。構図だけみれば王道展開だが、このあと米澤が校長を拉致したことが発覚する(笑)

そして、共作であるにもかかわらず、巧妙に自分一人の手柄にしようとするやつも現れる。

そういう王道展開と、人間の狂気と意地汚さがマッチしており、まるで自分の爪の垢のにおいを嗅いでいるかのような気持ちになるのだ。

型破りで無敵すぎる男米澤、あふれ出る適当さ、地獄のミサワ先生特有の人を小ばかにしたような着眼点が最高すぎるこの漫画をぜひ読んで欲しい。

 

 

以上