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『天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~』が面白い

どうも、またトフィーです。今回はおすすめのライトノベル『天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~』紹介したいと思います。ぼくが今一番推したいライトノベルです。いい意味で予想を裏切られた傑作でした。

 


天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)

 

  

①あらすじ

「さすが殿下! これが狙いとは! 」

「どこまでもついて参ります! 」

「殿下! 」「殿下! 」「殿下! 」「殿下! 」

『(一体どうしてこうなった!?)』

資源も人材も兵力もない弱小国家を背負うことになった若き王子ウェイン。

文武に秀で、臣下からの信頼も厚い彼にはひそかな願いがあった。

「国売ってトンズラしてえええ! 」

そう、王子の本性は悠々自適の隠居生活を目論む売国奴だったのだ!

だが、大国に媚びを売ろうと外交すれば予期せず一方的に利益を手にし隣国との戦争で程よく勝とうとすれば大勝利。名声は上がるが売国は遠のき、臣民はイケイケ状態で退くに退けない!?

天才王子による予想外だらけの弱小国家運営譚、開幕!

引用:天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)

 

 

②『そうだ売国しよう』1巻の内容紹介と感想・レビュー(ネタバレなし)

 

評価:★★★★★

GA文庫

2018年5月刊行(第1巻) 、2020年現在6巻まで刊行、6月12日に最新7巻発売予定。

このライトノベルがすごい!文庫新作ランキング第4位!

 

さて、『天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~』の内容紹介、および感想とレビューをしていこうかと思います。

 

いい意味で裏切られた作品でした。正直に言ってしまえば表紙買いしたわけですが、数ページ読んでみると思いのほか面白い。いつの間にか作品それ自体のファンになっていました。これは嬉しい誤算です。

 

ぼくは最近、ライトノベルは単巻で読み終えてしまい、続きを購入するといったことがほとんどないのですが、この作品に関しては6巻まで読破しています。

確か1巻を読み終えた次の日に、えっちらおっちらと自転車を漕いで近くの書店へと向かい、当時発売されていた3巻まで購入した記憶があります。4巻か5巻かが発売されたときには、近くの書店の在庫分がたまたま売り切れていたために、Auraくんに車でちょっと大きなTSUTAYAに連れて行ってもらいました。

Aura、あのときはありがとうな。

 

とまあ、上記の様に続きが非常に気になる上に、非常に読みやすく、楽しく読める作品でしたので文句なしの星5評価。ライトノベルに限れば、最近の作品では一番お気に入りと言ってもいいでしょう。

 

さて、そろそろ内容紹介へと移りましょう。

 

主人公のウェインは、ナトラ王国王太子。病に倒れた王に代わり摂政となるわけですが、優秀であるがゆえに自国の詰みっぷりが見えてしまい、折を見て売国してやろうと目論んでいます。

しかし天才のウェインでも意図せぬ事態が起こります。それは大陸東の覇権国家・アースワルド帝国の皇帝が後継者を指名しないままに崩御してしまいます。これにより、世界情勢は急激に動き出し、主人公のウェインも次々とトラブルに巻き込まれてしまうことになるのです。

 

この主人公、個人的には非常に好感の持てるキャラクターでした。

売国するといっても、国民を大事に思っているので、穏当に王政から解放されようという程度のもの。危機になればその知略をもって、国のために戦いますし、その姿が非常にかっこいい。

 

そしてなによりも、幼なじみであり補佐官でもあるニニムへの思いやりがエモエモのエモです。(唐突な語彙力消失)

普段は二人きりになると遠慮なく軽口を言い合う仲ですが、ウェインは彼女に全幅の信頼を寄せており、それは『自分の心臓』とまで呼ぶほどです。彼女はフラム人という人種で、西側諸国では差別の対象になってしまうような生まれです。

1巻ではそんな西側の国マーデンとの一悶着が話のメインな訳ですが……。ニニムを悪く言われたウェインがどのように動くのかといった点も一つの見どころと言えるでしょう。

 

他にも何人かキャラクターが登場しますが、その誰もが見ていて気持ちいい。シリーズが続くに連れて掘り下げも深まっていき、鳥羽徹先生はキャラクターを非常に大事にされている印象を受けます。

 

この作品、いわゆる俺tueee系ではあると思いますが、その描写にも説得力があります。

ぼくは物語を見るときに、自己投影するタイプではなく、あくまでも第三者として見る楽しみ方をしています。そのため、説得力のない俺tueeeは苦手です。

けれどもこの作品での主人公は国の歴史をしっかりと学び、内外の情勢を観察し、臣下の意見にも耳を傾けて重用していて、与えられたチート能力ではい解決といった強引な展開はありません。

またご都合主義感も薄いため、彼の優秀さにも納得できますし、見ていて応援したくなるようなキャラクターとなっていました。

そんな彼だからこそ国家運営も楽しめますし、軍記物としてもしっかりとストーリーが展開されていくので非常に見応えがあります。

www.kakidashitaratomaranai.info

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③『そうだ売国しよう』6巻の感想・レビュー(ネタバレ全開でいきます)、7巻の発売日

 

今度の舞台は海です。

 

なんですがウェインらの乗る船が所属不明船からの襲撃にあい、彼はニニムを庇って海に投げ出され、そこを捕縛されてしまいます。相変わらずいざという時には、自分よりもニニムを優先するウェインの姿勢はかっこいい。

 

そしてそのまま投獄されてしまうわけでありますが、口先で相手を揺さぶり、牢屋の中にいるにも関わらずベッドやらワインやらを献上させてと面白い。

 

また、投獄された彼の元へニニムが駆けつけるシーンはもう最高。中盤での水着を恥じらうシーンも最高。第6巻は、ニニム推しにとっては最高の一冊です。

 

それから忘れてはいけないのがザリフ家新当主フェリテ、今作の主人公ともいえるザリフの次男。今作は彼の成長が見どころ満載です。

今まではあまり描かれてこなかった男同士の友情。歳も立場も似通ってる二人。ニニムとアピスがこっそりと彼らを見つめて笑みを浮かべるシーン。どれもグッときました。やっぱり主人公以外にもきちんと活躍するキャラクターがいると面白いですね。

 

引きも気になりますね。次巻、帝国でなにが起こるのか、非常に気になります。

ちなみに7巻は6月12日に発売予定とのことです。