派手に自転車でコケて吹っ飛んだことがあるAuraです。その勢いたるや、派手すぎて通行人に心配されたほどです。幸い怪我ひとつありませんでしたが、恥ずかしくて自尊心が地味に傷つきました。
宇髄天元に憧れすぎて口調があからさまになってしまいました 笑
彼は「派手」「地味」を口癖としています。忍の地味な生き方に不満を爆発させ、音柱となった後は派手を司る「派手の神」を自称。上弦の陸との戦いには本当に胸が熱くなりました。
その在り方に派手に心うたれた僕は『鬼滅の刃』作中において、宇髄天元が「派手」「地味」を何回言っているのか調べよう!というちょっと珍妙なことを思いついてしまったのです 笑
※単行本19巻までを対象としています。また、17巻までのネタバレ注意です。
記念すべき初の「派手」
6巻の柱合会議で登場した宇髄天元の最初のセリフ、
「ならば俺が派手に頚を切ってやろう」
「誰よりも派手な血飛沫を見せてやるぜ」
「もう派手派手だ」
が記念すべき初の「派手」です!
鬼殺隊に所属する炭治郎が、鬼である禰豆子(※「ね」が変換できませんでした…)をかばったことに対するコメント。
初めてこのセリフを読んだ時は「めちゃ物騒なこと言うやん…」と思いました 笑
その後も
「話が地味にぐるぐるまわってるぞアホが」
「人を喰ってないこと これからも喰わないこと
口先だけでなくド派手に証明してみせろ」「俺も派手に反対する」
と続きます。
6巻ではしゃべる度に「派手」「地味」を使っていて、ここだけでもう6回、いや6派手です 笑
後の巻と比べても使用率が高いのですが、宇髄天元が初登場した場面なので、多く使ってキャラクター性を印象づけるようにしているのでしょう。
8~17巻での「派手」「地味」
8巻終わり~11巻の「遊郭編」で、宇髄天元の活躍が派手に描かれます。15巻や17巻でも少しだけ出てきます。
ここでは果たして何回言っているのか…!簡単な場面の説明とともに、パパッと書いていきます。
8巻
「地味に引っ張るんじゃねぇよ」
「何とか言えっての!!地味な奴だな!!」
アオイを任務に連れて行こうとする宇髄さんを、カナヲが止めようと引っ張ります。
「その界隈では派手に名を馳せた男」
「このようなザマで地味にぐだぐだしているから鬼殺隊は弱くなってゆくんだろうな」
炭治郎も止めようと頭突きしますが、避けられてしまいます。
そして「事情があるんだからつつき回さないでいただきたい!アオイさんを返せ!」と言われた宇髄さんは「地味にぐだぐだしている」と反応。
「日本一色と欲に塗れたド派手な場所」
この直後の「鬼の棲む“遊郭”だよ」というセリフにつなげる前フリです。
ちなみに遊郭がどんなところか炭治郎と伊之助は分かっていませんでした 笑
9巻
「派手を司る神…祭りの神だ」
「俺は神だ!」と宣言した宇髄さんに、炭治郎が「具体的には何を司る神ですか?」と聞いた時の返答。ここのやり取りは面白かったです。
「そりゃまあ変装よ 不本意だが地味にな」
目立たぬように遊郭に行くための方法を聞かれた時の返答。この後炭治郎たちは女装させられます 笑
「それにしても派手だぜ いくらかかってんだ」
華やかな鯉夏花魁を目にしてのセリフ。
「気配の隠し方の巧さ…地味さ」
「上弦の鬼か? だとすると ド派手な“殺り合い”になるかもな」
潜伏している鬼の気配がうまくつかめず、その隠れ方の巧妙さから、相手が上弦の鬼である可能性を考えています。
「こっからはド派手にいくぜ」
遊郭の地下空間での戦いに乗り込んだ際のセリフ。
嫁である須磨とまきをのところへ派手に駆けつけた姿はめちゃくちゃカッコよかったです 笑
10巻
「俺は派手にハッキリと命の順序を決めている」
まきをの回想の中での宇髄さんのセリフ。この後「まずお前ら三人 次に堅気の人間たち そして俺だ」と命の順序を教えています。
「鬼殺隊である以上 当然のほほんと地味に生きている一般人も守るが」
「派手にぶっちゃけると 俺 お前らのが大事 だから死ぬなよと」
忍として任務の中で命を捨てる覚悟をしていた嫁たちに、宇髄さんが自分の命を大切にするよう言い含めています。
「派手にやってたようだな」
上弦の鬼(の帯)と戦っていた嫁たちをねぎらっています。
「派手に鬼化が進んでやがる」
炭治郎をかばって戦っていた禰豆子は、鬼化が進み食人衝動に駆られてしまいます。そんな禰豆子を必死に止めようとする炭治郎の目の前に、ヒョイと現れ言ったセリフ。
6巻では竃門兄妹を有無を言わさず斬首しようとしていましたが、ここではどこか飄々と受け流していて態度がやわらかくなっています。
「もうお前に用はねぇよ 地味に死にな」
上弦の陸・堕姫が頚を切り落とされても死なず喚いていたことへのコメント。
この後には、ハァ、とため息までついています 笑
番外編
「大暴れしてやるよ この俺様伊之助様が ド派手にな!!」
宇髄さんに影響された伊之助まで「派手」を使っています 笑
まさに「影響を受けやすい男」ですね。
「まぁな 俺は派手で華やかな色男だし当然だろ」
上弦の陸・妓夫太郎に「妬ましいなぁあ」「いい男じゃねぇかよ」と言われた時の返答。
「絶好調で天丼百杯食えるわ派手にな!!」
妓夫太郎の毒をくらってしまい、少しずつ体が蝕まれていきます。
「やっぱり毒効いてるじゃねぇか」「効かねぇなんて虚勢張ってみっともねぇなああ」と言われますが、力を振り絞って反撃していく時のセリフ。
毒で苦しみながらも挑んでいく宇髄さん…無理しないで…!
11巻
なし
なんと、11巻では丸々登場しているのに1回も使っていませんでした !
11巻の中で「派手」を言わないのは、多分激闘になっているため余裕がないからでしょうね…笑
15巻
なし
17巻
なし
回数をグラフにしてみた
ここまでの回数をグラフにしてみました 笑
まずは、「派手」「地味」を合計して、それが各巻で何回使われたかです↓
こうしてみると、6巻以降は出番が多くても、やたらと使っているわけではないことが分かります 笑
次は、「派手」と「地味」のそれぞれの回数です。↓
「派手」が合計18回、「地味」が8回でした。
当然ですが「派手」の方が倍多く使っています 笑
数えてみて分かったこと
※この項での考察内容は、以下の記事と一部重複しています。
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ここから先は僕の個人的な考えになるのですが、宇髄さんは「他人に対して『派手』『地味』をよく言っている」ような印象を受けました。
(もちろん、独り言のように言っている場面もあります)
他に口癖のあるキャラクターといえば、「猪突猛進!」な伊之助がいます。
この「猪突猛進!」は誰かに向かって言っている、というよりは自分の在り方を自然に口に出しているのだと思います。
これに対し、宇髄さんは自分が「『派手』でありたい」という願望あるいは指針を他人に示しているのです。
宇髄さんが「派手」を意識的に使うのは、それまでの忍としての「地味」な生き方から脱却せんがためでしょう。
昔、人として無機質だった忍の弟の姿を見て、宇髄さんは「俺はあんな人間になりたくない」と回想しています。
柱としての責務を全うするために、宇髄さんは戦いの最中において「命は賭けて当然 全てのことはできて当然」とも考えていました。
彼がここまで力強く、そして「派手」であろうとするのは、己自身の力不足を痛感しているから。
この思いが読み取れるのは、妓夫太郎に才能が妬ましいと言われた時の返答です。
「俺に才能なんてもんがあるように見えるか?」
「俺の手の平から今までどれだけの命が零れたと思ってんだ」
柱にまでなれても、救えない命がある。その事実は宇髄さんにとって重くのしかかるものなのでしょう。
実際この遊郭での戦いで救えなかった命もありました。
しかし宇髄さんは、自分の命にかえても救いたかった三人の嫁、須磨・まきを・雛鶴の命を守り抜くことができたのです。
代償は大きく、負傷して柱を引退することにはなりましたが、きっと宇髄さんは胸をなでおろしたことでしょう。
15巻では元柱として部下たちを訓練しています。
登場するシーンが少ないこともあるでしょうが、ここでは「派手」「地味」を使っていません。
遊郭での死闘を経て、ある意味では「つき物」が落ちて「派手」であることにこだわらなくなったのかも…?
そして17 巻では、無限城攻略の手助けをするお館様(耀哉から当主の座を継いだ輝利哉)たちの警護に、煉獄さんの父とともにあたっています。
長くなってしまいましたが、僕としては宇髄さんに嫁たちとの幸せな生活を過ごしてほしいと切に願っています…!全員生き残って良かった…!!
今後再び「派手」「地味」を使っていたら随時更新しようと思っています。
もし、これまでのを地味に見落としていたらご連絡ください。派手にお詫びいたします 笑
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