書き出したら止まらない

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【1990年代編】スピッツの歌詞の天才的なフレーズを70個列挙する

 

はじめに

2019年10月、テレビ朝日で放送された「関ジャム 完全燃SHOW」の“スピッツ特集”。ゲスの極み乙女の川谷絵音がスピッツの魅力について取り上げた。そこで初めに取り上げられたのが歌詞表現だった。やはりスピッツの歌詞は巧みな比喩表現や言葉選びのセンスがあるからフレーズの完成度が半端ない。

かくいう僕も小学生のころからカーステでスピッツを聴き、それ以来ずっとスピッツの曲は傍にあった。何個も何個も好きなフレーズがある。それを自分の頭の中にしまっておくのは少しもったいない気もするので、今日はたくさん紹介したいと思います。

 

1990年代でいったん区切ります。70フレーズにまでなりました。フレーズというか段落ごと取り上げているものもありますがご了承ください。

 

歌詞

『アルバム名』曲名 

 となっています。

 

【2000年代編】こちら

 

詩的なフレーズ

情景が浮かんだり、ありふれた語なのに「きれいな言葉だな」と感じるフレーズ。

 

大粒の雨すぐにあがるさ 長く伸びた影がおぼれた頃

ぬれたクモの巣が光ってた 泣いてるみたいに

『スピッツ』夏の魔物

 

君に触れたい 君に触れたい 日なたの窓で

漂いながら 絡まりながら それだけでいい 何もいらない

瞳の奥へ僕を沈めてくれ

『惑星のかけら』日なたの窓に憧れて

 

油で黒ずんだ 舗道にへばりついたガムのように

慣らされていく日々に だらしなく笑う俺もいて

『名前をつけてやる』鈴虫を買う

 

独りを忘れた世界に 白い花降りやまず でこぼこ野原を静かに日は照らす

『名前をつけてやる』プール

 

ミルク色の細い道を ふり返ることなく歩いてる

『名前をつけてやる』恋のうた

 

骨の髄まで愛してよ

『惑星のかけら』惑星のかけら

 

僕の心のブドウ酒を 毒になる前に吸い出しておくれよ

『惑星のかけら』僕の天使マリ

 

武器を捨てて僕はここにいる まぶたの内側で生きている

くすぐる風に運ばれるまま ながめた夕暮れ

『空の飛び方』恋は夕暮れ

 

浴衣の袖のあたりから ただよう夏の景色

『ハチミツ』涙がキラリ☆

 

羊の夜をビールで洗う

『ハチミツ』ルナルナ

 

大きな力で空に浮かべたら

ルララ 宇宙の風に乗る

『ハチミツ』ロビンソン

 

柔らかい日々が波の音に染まる 幻よ醒めないで

『インディゴ地平線』渚

 

瞬きするほど長い季節が来て

呼び合う名前がこだまし始める

聴こえる?

『フェイクファー』楓

 

風に吹かれた君の冷たい頬に 触れてみた小さな午後

『フェイクファー』冷たい頬

 

南へ向かう風 流れる雲に

心の切れ端を託したならば 彼方へ

『花鳥風月』スピカ

 

 

 

 素敵フレーズ

言語化できない良さを「素敵」でひとまとめにしてしまった。。。

元気が出たり、なんか自分に刺さったり、 ずっと頭に残ったりする。

そんなフレーズ集。詩的フレーズとの境界線はぼやけている。

 

君が思い出になる前に もう一度笑ってみせて

優しいふりだっていいから 子供の目で僕を困らせて

『CRISPY!』君が思い出になる前に

 

隠し事のすべてに声を与えたら

ざらついたやさしさに気づくはずだよ

『空の飛び方』ベビーフェイス

 

色白女神のなぐさめのうたよりも

ほら吹きカラスの話に魅かれたから

『名前をつけてやる』日曜日

 

君と出会った奇跡が この胸にあふれてる

きっと今は自由に空も飛べるはず

『空の飛び方』空も飛べるはず

 

 

ゴミできらめく世界が 僕たちを拒んでも

ずっとそばで笑っていてほしい

『空の飛び方』空も飛べるはず

 

珍しい宝石が拾えないなら 二人のかけらで間に合わせてしまえ

『ハチミツ』ハチミツ

 

意地っ張りシャイな女の子 僕をにらみつける

『ハチミツ』ハチミツ

 

映し出された思い出は みな幻に変わってくのに

何も知らないこの惑星は まわっているよ

『ハチミツ』涙がキラリ☆

 

 

本当はちょっと触りたい 南風やってこい

『ハチミツ』涙がキラリ☆

 

歩き出せ 若くて青いクローバー 裸足のままで

『ハチミツ』歩き出せ、クローバー

 

呼吸をやめない猫も どこか似ている 抱き上げて

無理やり頬よせるよ

『ハチミツ』ロビンソン

 

泣き虫になる 嘘つきになる 星に願ってる

例えば僕が 戻れないほどに壊れていても

『インディゴ地平線』初恋クレイジー

 

つまづくふりして そっと背中に触れた

『インディゴ地平線』インディゴ地平線

 

ぼやけた六等星だけど 思い込みの恋に落ちた

初めてプライドの柵を超えて

『インディゴ地平線』渚

 

何も出来ずホームで

見送られる時の

憎たらしい笑顔

よくわからぬ手ぶり

君と生きていくことを決めた

『インディゴ地平線』ナナへの気持ち

 

愛してるの響きだけで 強くなれる気がしたよ

ささやかな喜びを つぶれるほど抱きしめて

『インディゴ地平線』チェリー

 

ズルしても真面目にも 生きてゆける気がしたよ

『インディゴ地平線』チェリー

 

悲しい話は消えないけれど もっと輝く明日!

『フェイクファー』運命の人

 

悪あがきでも 呼吸しながら 君を乗せていく

『フェイクファー』運命の人

 

走る 遥か この地球の果てまで

恥ずかしくても まるでだめでも かっこつけていく

『フェイクファー』運命の人

 

いつも仲良しでいいよねって言われて でもどこかブルーになってた

あれは恋だった

『フェイクファー』仲良し

 

これから傷ついたり 誰か傷つけても

ああ 僕のままで どこまで届くだろう

『フェイクファー』楓

 

終わることなどないのだと 強く思い込んでれば

誰かのせいにしなくても どうにかやっていけます

『フェイクファー』謝々!

 

やり直してもよいのです 今度は一人ぼっちでも

『フェイクファー』謝々!

 

離さない 優しく抱きしめるだけで何もかも忘れていられるよ

ホコリまみれの町で

『フェイクファー』スカーレット

 

誰にも言えずに夢見ていた 崩れ落ちそうな言葉さえ

ありのまますべてぶつけても 君は微笑むかな

『フェイクファー』スカーレット

 

誰かを憎んでたことも

何かに怯えたことも

全部かすんじゃうくらいの 静かな夜に浮かんでいたい

『花鳥風月』流れ星

 

理由もないのに輝く それだけが愛のしるし

『花鳥風月』愛のしるし

 

幸せは途切れながらも 続くのです

『花鳥風月』スピカ

 

はぐれざるでも調子がいいなら

変わらず明日も笑えそうです

『花鳥風月』スピカ

 

割れものは手にもって運べばいいでしょう

『花鳥風月』スピカ

 

ありがちな覚悟は嘘だった 冷たい夕日に照らされて伸びる影

『花鳥風月』旅人

 

砕けるその時は 君の名前だけ呼ぶよ

『花鳥風月』猫になりたい

 

猫になりたい 言葉ははかない

消えないように傷つけてあげるよ

『花鳥風月』猫になりたい

 

 

かっこいいフレーズ

 

 スピッツのカッコよさは飄々としたクールなかっこよさ。

だけどたまにぼろきれになるまで頑張る感じが最高。

そして一人称俺の曲は大体かっこいい。 

 

 

だからもっと遠くまで君を奪って逃げる

力尽きた時は その時で笑い飛ばしてよ

『空の飛び方』スパイダー

 

最低の君を忘れない

『空の飛び方』不死身のビーナス 

 

真昼の夢を壊さないように 星になったあいつも空から見てる

『空の飛び方』ベビーフェイス

 

 俺もまたここで 続けられそうさ そんな気がした曇りの日

『インディゴ地平線』バニーガール

 

壊れながら 君を追いかけてく

『フェイクファー』冷たい頬

 

あえて 無料のユートピアも

汚れた靴で通り過ぎるのさ

『フェイクファー』運命の人

 

燃えるようなアバンチュール 薄い胸を焦がす

これが俺のすべて

『花鳥風月』俺のすべて 

 

俺の前世は多分詐欺師かまじないし

たぐりよせれば どいつも似たような顔ばかり

『花鳥風月』俺のすべて

 

なんも知らないお前と 触れてるだけのキスをする

それだけで話は終わる 溶けて流れてく

『花鳥風月』俺のすべて

 

 

 

哲学的なフレーズ

どういうこと?頭の中のぞいてみたい。と思ってしまうフレーズ集。 

 

何かが解っても何も変わらない

『スピッツ』タンポポ

 

人は誰もが寂しがりやのサルだって 今わかったよ

『CRISPY!』裸のままで

 

 

生きるということは 木々も水も火も 同じことだと気づいたよ

『空の飛び方』青い車

 

だんだん解ってきたのさ

見えない場所で作られた波に

削りとられていく命が 混沌の波に憧れ

完全に違う形で 消えかけた獣の道を歩いていく

『ハチミツ』歩き出せ、クローバー

 

バスの揺れ方で人生の意味が分かった日曜日

『フェイクファー』運命の人

 

愛はコンビニでも買えるけれど もう少し探そうよ

『フェイクファー』運命の人

 

変態的なフレーズ

これはカラオケで入れられない。もしくはむしろ入れる。

 

ほらピンクのまんまる 空いっぱい広がる

『スピッツ』海とピンク

 

でっかいおしりが大好きだ ゆっくり歩こうよ

『名前をつけてやる』あわ

 

君から盗んだスカート 鏡の前で苦笑い

『惑星のかけら』惑星のかけら

 

僕のペニスケースは 人のとはちょっと違うけど そんなことはもういいのさ

『惑星のかけら』波のり

 

おかしいよと言われてもいい

ただ君のヌードをちゃんと見るまでは僕は死ねない

『空の飛び方』ラズベリー 

 

こっそり二人 裸で跳ねる 明日はきっとあれに届いてる

『ハチミツ』グラスホッパー

 

君のおっぱいは世界一

『花鳥風月』おっぱい

 

 

おわりに

 

この曲は全フレーズ最高だあ…。というのものも何曲かあった。

 

プール、日向の窓に憧れて、君が思い出になる前に、スパイダー、空も飛べるはず、不死身のビーナス、ハチミツ、歩き出せ、クローバー、ロビンソン、愛のことば、渚、ナナへの気持ち、チェリー、冷たい頬、運命の人、楓、謝々!、スカーレット、スピカ、俺のすべて、猫になりたい

 

あたりがそうだ。歌詞が素敵なスピッツの曲を聴きたかったら、これらがオススメということになる。

 

一心不乱に汚れた手で書き上げたので、漏れがあったり表記ミスがあったりすると思う。随時訂正していく。

 

もしも、こんなフレーズいいよ!などあれば即反映させるのでコメントお願いします!!

【2000年代編】でまたお会いしましょう!!


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