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シリーズの中でドラクエ7が1番面白い思う7つの理由

※ネタバレ注意

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©スクエア・エニックス

 

たった一つの島だけしか陸地が存在しないという世界が舞台となり、その島に住む主人公たちが、とあるきっかけから遺跡に潜り込んで不思議な石版のかけらを発見し、この石版のかけらを集めることによって見知らぬ土地に移動し冒険をしていくという物語である。 wikipedia

 

ネタバレになってしまうが、「見知らぬ土地」とは過去の世界のことだ。主人公たちは過去に戻り、見知らぬ土地(町)で魔物を倒したり問題を解決したりし、滅びゆくはずだったその町を救う。現代に戻るとその町が存在する(復活している)。それを繰り返し、世界を完全に復活させていく。

という筋だ。

 

シリーズの中でもドラクエ7はちょっぴり不評だ。だが、本記事ではそのドラクエ7こそが1番面白いと自信を持って言える7つの理由を述べたいと思う。

1.長すぎて二度とやる気が起きないはずなのにやってしまう

はじめの戦闘まで5時間以上かかるという異常事態。本来ならすぐ飛び出してくるスライムがあまりに出てこないので、ひょっとしてパチモンクエスト7を買ったんじゃねえかとパッケージを再確認するレベル。

そんでストーリーをクリアするまでの総プレイ時間72時間。どう考えてもRPGにかかる時間じゃない。しかし、40時間くらい費やしたあたりで「ここまで時間使っちゃったら後には引けねえ…」という、心理学でいうサンクコスト効果が働き、やめるにやめられなくなる。また、クリア後二度とやらないので思い出補正でどこまでも記憶が美しくなる。俺はやりごたえがあると思う。余談だが、筆者は3dsリメイク版に手を出し、数年越しの「長っ!!」を体験した。その3年後にまた二つ目のセーブデータに手を出してしまった。なんだこの中毒性は。

 

2.鬱エピソードが満載

レブレサックの悪夢はいまだに忘れられない。化け物に襲われた街を救ったのに全部主人公のせいにされるという鬼胸糞イベント。とくに救済もない。ゲームの自由度さえ高ければ確実に村長に火炎切りをお見舞いしている。そんな喜怒哀楽を揺さぶってくれる点もドラクエ7の魅力のひとつだ。

 また、ダーマ神殿で騙されて地下に叩き込まれるエピソードでは、呪文が使えなくなりシンプルにイラつく。

総じてひとつひとつの街のシナリオの作りこみは非常に丁寧。特に人間の汚い部分が丁寧で、とっても鬱になる。 俺は好き。これこそが、ドラクエ7っていう感じがしてたまらん。

 

3.マリベルが神(画像右から3番目)

最高のツンデレ少女。神。ドラクエの「はなす」コマンドの恩恵を最も受けたキャラクター。

アルス キーファ 遊んでくれてありがと つまらなかったわ

 

天下無敵のマリベルさまも地震はちょっと苦手かも……。

 

 もしアルスが死んでも、私はアルスのこと忘れないもの

 

…あ、ていっても、別にあんたが好きとかそういうんじゃなんだからね

 

あたしが死んだらアルスはあたしのことずっとおぼえててくれる?

→はい

ふーん だったらあたしもあんたのことずっと覚えててあげよっかなあ

 

ここであたしに化けた敵を見るとよくわかるわ

あたしってびじんよねー

 

もう ここまで来たんだからあとには ひけないわっ!
……て やっぱり ちょっとこわいよね……。
ちゃんと あたしをまもってね。

 

アルスやったじゃない! 魔王をやっつけたうえに
神さままで呼び出しちゃうなんて。
正直な話アルスがここまでがんばれるなんて思ってなかったんだ。
ちょっとだけ見直したげる。ちょっとだけねうふふ。

 

最高に可愛すぎる。 まだツンデレという概念のない2000年に発売されたことから、早すぎるキャラクターと称されることもある。ドラクエ7はマリベルと会話できるゲームとして価値がある。

 

4.お年寄りと一緒に戦える(右から2番目)

ドラゴンクエスト中ぶっちぎりで思い入れのないキャラクター、メルビンというもはやただのおじいちゃんがシナリオの途中から参戦する。過去英雄だったらしい。ホットストーンという石に封印されていたらしいのだが、いきなり復活してきてもこっちは困る。ワンピースのジンベエくらい思い入れが湧かない。能力も器用貧乏で困る。ただ、逆にドラゴンクエストで、よく知らんおじいちゃんと一緒に戦えるのは貴重だ。

 

5.石板集めという新しい地獄

石板を集め、パズルのように組み合わせて次の街へ行くのだが、この石板集めが地獄。シンプルにムズイ。あれ?石板足りなくね?ってなった瞬間冷や汗が止まらない。そんな時はプライドを捨てて速攻で攻略本を見る。 

 

6.裏切り王子

 まさかの相棒キャラ離脱。こいつにステータスアップのアイテム(ちからのたね)などを搾り取られたプレイヤーは数知れず。いろんな意味で衝撃的で、もはやこの出来事がドラクエ7の代名詞となりつつある。映画版クレヨンしんちゃんのまさお君くらい序盤に裏切った。俺はこいつともっと冒険がしたかった。でもそんな一期一会を体感させてくれるいいゲームだということがよくわかる。

 

7.誰?

 

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左上のやつ誰?体力と防御は弱いけど、強力な劇殺最強魔法を扱えるみたいな顔してるけど誰?

はい、こいつ3DSで追加された新キャラです。そんでただの石板集めのセンサーです。名前も忘れたわ。ハエポンみたいな感じか?

こいつのおかげで石板集めが楽になったのは事実。ただ、石板集める意味が薄れたのも事実。ドラクエ7のアイデンティティを揺るがすキャラクター。愛着は皆無。鳥山明のパチモンが2秒で考えたキャラクター感が否めない。

 

最後に

音楽最高、キャラ(マリベル)最高、シナリオ最高、のはずなのに細かい文句を言われることの多いドラクエ7だ。だが一つ思うのは、転職システムの完成版がこの作品にはあるということだ。ドラクエやったことあるけど、転職システムはやったことないなあという方はぜひやってほしい。転職マジでおもろいから。普通のドラクエよりキャラクターの育成要素が強くてのめり込めるから。

あ、そうか。転職システムのこと書くの完全に忘れてたわ。

 

以上。


アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち - 3DS