どうも、トフィーです。
さっそくですが、皆さんはEGOISTというアーティストをご存知でしょうか?
アニメ好きの方や、中二病を患っている方は曲の一つや二つを聴いたことがあるかもしれません。
まずは知らないという人のために、以下に公式HPからの引用を載せましょう。
アニメ「ギルティクラウン」生まれの、ryo(supercell)がプロデュースを手掛ける架空のアーティスト。EGOISTのヴォーカルchelly(チェリー)は2千人を超える応募者の中から、選ばれた歌姫。これまでにリリースしたCDはいずれも、オリコンウィークリーチャートTOP10入りを果たし話題に。現在はアニメ「ギルティクラウン」から飛び出し、「PSYCHO-PASS サイコパス」「PSYCHO-PASS サイコパス2」、「劇場版PSYCHO-PASS サイコパス」、ノイタミナムービー第二弾「屍者の帝国」、「虐殺器官」、「ハーモニー」(【Project Itoh】)「甲鉄城のカバネリ」、「Fate/Apocrypha」の主題歌を務めている。またライブ活動を精力的に行っていることが最大の特徴であり、日本国内だけでなく海外にも進出し、香港、シンガポール、上海、台湾でのワンマン公演も実施するなど、その勢いは止まらない。
以上が、公式HPでの紹介文です。
付け加えるなら、ニコニコ動画でも「chellyが歌ってみた」というタグで『砂の惑星』や『ゴシップ』、『メルト』などカバー曲がアップされています。
そして、本日『最後の花弁(The meaning of love)』がリリースされました。ライブが延期になって滅入っていたところへの嬉しいニュースです。
今回は、そんなEGOISTの曲をいくつか紹介していきたいと思います。はい、つまりは布教記事です。
①『リローデッド』
劇場アニメ虐殺器官のED。原作者は伊藤計劃で、ゼロ年代最高のSF作家とも言われる方でした。ぼく自身もこの作品が大好きで、そんな作品の主題歌をEGOISTが歌うなんてもう最高です。
この曲は厳かな調子で始まります。歌詞にもある「足音 近づいて」というフレーズのように、こちらへと向けて少しずつ迫ってくる緊迫感があります。そしてサビで解放される。緊張という弾丸の再装填が終わり、その銃口から放たれるのです。
つまり、サビの段階でぼくらの心臓は撃ち抜かれてしまっているのですっ!!!! chellyはとんでもないものを盗んでいきました。そうっ、ぼくらの心ですっ!!!!
……失礼、取り乱しました。この曲、非常に魅力的で、ダークな世界観を巧く表現しています。3分52秒あたりからの壊れたような電子音は、さながら作中に登場する虐殺の文法を表現しているかのようです。個人的には、数あるEGOISTの曲の中でも、このリローデッドが一番好きです。
②『Fallen』
PSYCHO-PASS二期のED。EGOISTの中でも、突き抜けるような疾走感のある曲調です。
主人公の常守朱の心情を表現しているかのような歌詞です。アニメ一期を見た方であれば、「ああ、この歌詞にはこんな意味があるのかな……」と容易に想像がつくことでしょう。
それにしてもこの曲、言葉のセンスが最高に素晴らしい。「紅く鮮やかな永遠が見えて」や「剥離したその硝子を潰して滴るまま飲み込んだ」とかもう中二病患者の傷が疼くこと間違いなしです。
またPSYCHO-PASS劇場版三部作の一作目ではREMIXバージョンが流れました。そちらにも違った趣があって非常に良きですが、ぼくは原曲の方が数段好きです。
③『ninelie』
鋼鉄城のカバネリのED。正確にいえばAimerの曲で、chellyはゲストボーカルという形で共に歌っています。この2人、声の性質が似通っているために、一回聴くだけではどこがAimerでchellyかわからないという意見も珍しくないようです。個人的な意見ですが、Aimerの歌声には力強さがあり、chellyには透明感があるように感じます。
実は両者ともデビューの時期も近く、また入れ替わるようにノイタミナアニメのOPEDを歌っていたことから、互いに相手のことを意識していたそうです。そして面識もないまま互いにライブに通い続け、ついにこの曲で対面したとのことです。好きなアーティスト同士の絡みって、なんだかほっこりとしますよね。
④『Planetes』
惑星。それはギルティクラウンの主人公、桜満集と楪いのり自身のことを示しているのでしょう。
ギルティクラウンのゲームの主題歌です。自分はプレイしていませんでしたが、この曲の評判はちらほらと耳に入ってきました。
バラードに乗せて、もう会うことのできない最愛の人への愛を歌った曲です。
前奏をよく聴いていただければ、モールス信号の音があることがわかるかと思います。さすがにぼくもモールス信号なんて解読出来ませんので、Google先生で調べてみたところ、どうやら「集、愛してる」と訳されるそうです。深いね。
その他にも曲中で何度かモールス信号が取り入れられていますので、気になる人は先生に尋ねてみるといいでしょう。
⑤『The Everlasting Guilty Crown』
EGOISTといえばこの曲というファンも多いのではないでしょうか?
ギルティクラウン2クール目のOPに起用された曲で、1クール目とは打って変わってダークな雰囲気が演出された映像には、当時の中二病患者は震え上がったことでしょう。出だしのポストアポカリプス的な背景描写や、サビでの集が剣を振り払うシーンなんてもう最高です。
ぼく自身も、この曲からEGOISTのファンになりました。初出のシングル内ではBOOM BOOM SATELLITESバージョンが、2019年のシングル『咲かせや咲かせ』にはnightcoreバージョンが収録されていることから、EGOISTの代表曲といってもいいでしょう。
絶望の中での希望を歌ったこの曲は、ギルティクラウンの展開とも非常にマッチしたものでした。
長くなりそうなのでとりあえずはここまでにしておきましょう。今回はEGOISTの中でも、比較的にメジャーな5曲を紹介させていただきました。
まだまだ取り上げたい曲はたくさんありますが、それはまた次の機会にでも。
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よければ後編も!
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